ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
妊娠中・子育て中の「ありがとう」
お知らせ

仕事に家事に子育てに...疲れた時はここに来て。全国の優しさ集まる【ほっこりタウン】できました

「『子供を連れてこないで』と近所のスーパーを出禁になった母。少し離れた店に自閉症の兄を連れて行くと...」

Jタウンネット読者

Jタウンネット読者

2024.02.04 20:00
0

「弁償しなくていいからもう来ないで」

当時、世の中には障害者・障害児への理解や社会的な配慮がほぼ浸透しておらず、兄の持つ障害は「親の子供に対する躾」の問題として見られる事が多い時代でした。

両親は兄が他人に迷惑をかけぬよう、気を配る事が常の状態でしたので、家族でのレジャーは山登りやアウトドアが多く、なるべく人の集まらない所を選んで私たち兄妹を楽しませる工夫をしてくれていました。

なるべく人の少ないところで...(画像はイメージ)
なるべく人の少ないところで...(画像はイメージ)

兄が6歳の頃、「換気扇・扇風機のプロペラをつかむ」「水道の蛇口を全開にして一日中流す」「噴水や川などの水を見ると全力でダッシュする」という行動がありました。

加えて、「山づみにされたお店の商品を崩してまわる」というものがありました。これは両親が最も困っていた行動の一つです。

スーパーに入り、山づみにされた商品が目に入った瞬間に全力ダッシュでまっしぐら。3歳の私をおんぶした母が両手で兄を必死につかんでいても、目当てのものが目に入ってしまうとあっという間に走って行ってしまい、どうにもならない事が多かったようです。

兄の走り出す速さに母は追いつかず、近所のスーパーや八百屋さんでは商品を倒して回る状態に。お店にご迷惑をおかけすることが続き、「子供を連れてこないで」「弁償しなくていいからもう来ないで」と出禁になったそうです。

「同じ事があった場合はお代をいただきます」
続きを読む
PAGETOP