もういくつ寝るとクリスマス？　待ちきれない4歳児に与えられた「サンタさんお手紙シール」に意外な効果

毎晩の楽しみに

カウント表には1日1枚シールを貼るスペースがある。何かサンタさんに教えたい「出来たこと」がある日はシールに書きこんでいく仕様だという。

「家にあるもので、アドベントカレンダーの簡易版みたいなものはできないかと思い作成しました」

クリスマスを楽しみにしている娘に、何かワクワクしながら待てる方法はないかと考えて作ったそうだ。

このカウント表を見た娘さんは...

「はじめは『これを全部貼ればサンタが来る...！』と思ったようで一気に全て貼ろうとしていましたが（笑）、今ではちゃんと理解し、毎晩シールを貼るのを楽しみにしています」

毎晩シールを貼るという楽しみができた娘さん。「出来たこと」をシールに書き込むこともできるが、現状は何も書き込んでいないとのこと。

「完全に親の思惑すぎたかなぁと思っています。"サンタクロース"への認知も最近の事なので、冷静になって考えると『会ったこともない外国のおじいさんに言いたい事なんて何もないよな』と。もっとサンタさんを身近に感じるようになってきたら、また違ってくるのかもしれません」

一方で、思わぬ効果もあった。「今日」や「明日」など直近の日付しか分からなかった娘さんが、「1か月半先」という時間軸を視覚的に理解できるようになったのだ。れこさんは「作ってよかったと思います」と語る。

「あと1日の終わりにひとつ楽しみができたおかげで、自分から『もうねる！そのまえにしーるやな！』とシールを貼って寝室へ向かうようになったのも思わぬ副産物でした」

毎年繰り返したら、娘さんの成長を振り返ることができる、素敵な記録になりそうだ。