「『おね~さん、彼氏いんの?』。終電を逃して泣く私は、駅でたむろするスケボー少年たちに囲まれて...」(神奈川県・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Kさん(神奈川県・40代女性)
新入社員の頃、 Kさんは歓迎会で飲みすぎてしまい、気付けば知らない駅の改札にいた。
慌てて帰ろうとしたが、乗ってきた電車が終電だったことに気付き......。
<Kさんの体験談>
新入社員の頃の話です。職場で歓迎会を開いていただき、まだ若かった私は調子に乗って飲みすぎてしまいました。
気付いたときには、降りたことのない駅の改札を出たところで座り込んでいて......ハッと我にかえり、急いで帰ろうとしましたが駅は真っ暗。
乗ってきた電車が終電だったことに気付き、パニックになってその場で泣き出してしまいました。
「おね~さんどうしたのぉ~??」
その時、ロータリーにいたスケボー少年達が、 「おね~さんどうしたのぉ~??」と声をかけてきました。
今なら足早にその場を去ったと思いますが、当時は酔っていたので恐怖心もなく、少年達に
「終電無くて帰れなくなっちゃった~」と泣きながら話しました。今思うと、無謀ですよね。
すると、少年たちはワラワラと私の周りに集まり、円陣を組んで座り出したのです。
そしてそのうちの1人が言いました。
「おね~さん、彼氏いんの?彼氏に来てもらえばいいんじゃん」
当時お付き合いしている人はいたのですが、パニックで思いつきもしませんでした。
真夜中でしたが電話をすると迎えに来てくれることになり、それまで一緒に待っててくれました。
待っている間、みんなで身の上話をして......(笑)
忘れられないのは、1人が「俺の両親離婚しちゃってさ~今大変なんだ~」と話していたこと。
それを聞いた私は号泣してしまいました。
そして、なぜかみんなで笑って泣きました。
何分くらい話していたか今では思い出せないけど、あの時私に話しかけてくれたスケボー少年達、本当にありがとう!!みんな元気でいるといいな!!
私は元気です!!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)