阪神・岡田監督「今日でアレは封印」→サンテレビ「封印ステッカー」即発表 勝利を呼ぶコラボ商品「アレ!」に貼れ!
2023年9月14日、プロ野球・セリーグで阪神タイガースが対読売ジャイアンツ戦で勝利し、2005年以来となるリーグ優勝を果たした。18年ぶりの栄光を掴み取ったのである。
岡田監督は14日の試合終了後、インタビューでこう述べた。
「今日でアレは封印、みんなで優勝を分かち合いたい」
「アレ」――岡田彰布監督が「優勝」と口にする代わりにつかっていたあのワードを、封印する。
その発言を待ち構えていたかのように、優勝が決まった直後の21時32分、試合を中継していた兵庫県のテレビ局・サンテレビジョンは公式Xアカウント(@suntv3)で、ある告知を行った。
「明日から、おっ!サンの店では
『アレ!』瓶またはスパウトをひとつでもお買い上げいただいた方に
『アレ』を封印できる
特製ステッカーを配布します」
封印宣言で「急遽変更」
「アレ!」は、サンテレビと食品メーカー・ブンセン(本社:兵庫県たつの市)のコラボ商品。海苔の佃煮「アラ!」が岡田監督の口ぐせ仕様になったものだ(『阪神・岡田監督の「アレ」ですか? 海苔の佃煮「アラ!」、サンテレビとコラボして「アレ!」になる』で詳報)。
パッケージに大きく書かれた「アレ!」。この上から貼ることで「アレ!」を封印する「優勝!」ステッカーを配布。
14日の試合が終了したのは20時49分。その後に行われたインタビューで岡田監督の「封印」宣言が出たのに、あまりにも対応が早すぎる。長年にわたってタイガース戦を中継し続けたテレビ局だから、インタビューの内容を予測して準備していたのだろうか?
15日、Jタウンネット記者がサンテレビジョンに電話をかけると、興奮さめやらぬ様子で取材に応じてくれた。
広報担当者によると、ステッカーの告知は「インタビューを受けて急遽内容を変更した」ものだった。
「元々は『アレ!』を優勝に進化させるステッカーとして発表する予定で、ポストの下書きまでしていました。ですが、岡田監督のインタビューで、封印宣言が出たので、急遽『アレ!』を封印するステッカーとの投稿に変更しました」
ステッカー制作の案が浮上したのは8月下旬。サンテレビ内で行われた「アレをしたら何をしよう会議」でのことだった。様々なアイデアが出る中で、広報担当者が「優勝が決まったら、アレは解禁になるだろう」と考え、ステッカーを発案。ブンセンとも協議を行い、「アラ!」と同じフォントで「優勝!」のステッカーを作ることになったのである。
ブンセンの総務部担当者も15日、「ステッカーであることに大きな意味がある」と記者に語った。
「お客様ご自身の手で『アレ!』を封印していただくことで、優勝の喜びをより実感できるのではないかと思います」
何を隠そう、この総務部担当者も筋金入りの虎党。ファンの立場から見て「ステッカーは最高だ」と考えて、サンテレビ側のアイデアに賛同した。
ステッカーは数千枚ほど用意してあり、サンテレビのポップアップアストア「おっ!サンの店」、ブンセンの直販店とオンラインショップ、イオンの一部店舗で「アレ!」を購入した人に配布。
瓶タイプとスパウトタイプのどちらにも貼ることができる。