一面の黄色が広がるスーパー玉出の「玉出箱」 その正体は?謎の中身を覗いてみた
<連載>スーパー玉出「激安メシ」の世界
文・写真 Met
スーパー玉出の玉出箱(秋バージョン)
大阪でよく見かける激安スーパー「玉出」。1円セールなどでおなじみですが、値段だけでなく個性的な品揃えにも一見の価値アリ。そんな「玉出」のお惣菜コーナーを物色し、実際に食べてレビューします!
今回見つけてきたのは「スーパー玉出の玉出箱(秋バージョン)」(税込540円)。中が見えないその姿、開けてびっくり玉手箱ならぬ"玉出箱"というワケですね。表面のフィルムにロゴが印刷されているのも、なかなか手が込んでいます。
まさかのダブル仕掛けでサプライズ
フタを開けてみるとこんな感じ。玉出のトレードマークである黄色い薄焼き卵が容器一面を覆いつくし、その上にバランが1枚ちょこんとのっています。とくに匂いもなく、今のところその正体はまったく分かりません。
早速いただきます!......と箸を入れたところ、どうやら中にもバランが入っている様子。オムライスのように食べるものではないようです。
とりあえず薄焼き卵を全てめくってみると、なんと炊き込みご飯などの秋らしい料理が登場。これだけでも驚きですが、さらに油揚げで覆われているゾーンが気になりますね...。
油揚げをめくってみると、さらにたくさんのおかずが現れました。この二段階仕掛けに驚かない人は流石にいないでしょう。もちろん薄焼き卵や油揚げは美味しくいただけるので、これだけでもかなりのボリュームです。
仕掛けの下のお味はいかが?
サプライズは大成功ですが、肝心の中身のお味は果たして。
まずは炊き込みご飯からいただいてみましょう。写真に写っているキノコのほか、ひじきやタケノコなどが一緒に甘く炊かれています。また上には生麩、しめじ、うずらの卵、鮭、かまぼこなど食材が散りばめられていました。
お次はおかずのゾーン。写真に映っているのは、ゴボウとニンジンを練り物で巻いたような、あまり見たことがない料理です。他にも唐揚げやイカの天ぷらなどがあり、食べ応え抜群のメニューばかり。
しっかり出汁を吸ったニンジンの煮物。味だけでなく、ねじり梅の飾り切りも秋らしさを演出していますね。
カップに入っていたのはホウレン草の胡麻和え。コレでもかというほどの瑞々しさは、シャキシャキのもやしがいるおかげでしょうか。噛むほどに胡麻などの深い味わいが楽しめます。
最後はさつまいもの甘露煮。甘さは控えめですが、スイーツまで備えているとは脱帽です。
ということで今回は「スーパー玉出の玉出箱(秋バージョン)」を紹介しました。やはりコレを食べないと秋は始まりませんよね。
おかずの多さや味の仕上がりはもちろんのこと、食材の彩りから秋がしっかり表現されていました。
なにより驚きの仕掛けは、確かに"玉出箱"と名乗るのに相応しい商品だと思います!ひと足先に秋を感じたいという方、ぜひスーパー玉出へ足を運んでみてはいかがでしょうか?