「見知らぬ土地の飲食店に入ったら、出てきたのは『真っ黒けのうどん』。驚きながら店主と話すと、会計の際に...」(大阪府・40代男性)
「無料で良いよ」
新幹線を降りて乗り継ぎ。乗客に行き先を尋ねて無視されるという都会の洗礼を味わったり、行くあても無くて山手線を何周もしたりしました。
睡魔と戦いながら数日間旅をして、空腹とともにたどり着いたのは見知らぬ土地のうどん屋さんでした。
出てきたのは初めて食べる真っ黒けのうどん。驚きながら店主ととりとめのない会話をしました。
すると、お会計の際に無料で良いよと言われたのです。
またしても驚いて「えっ、何もしていないのになぜですか?」と問うたところ、自分との会話で既にお代はもらったようなものだから大丈夫、と言われました。
東京の風は冷たいと思いながら彷徨っていた自分に、そんな親切が身に沁みたことを鮮明に覚えています。
記憶が曖昧で、場所が思い出せないことが今でも心残りです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(X)(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)