「病院で騒いで走り回る幼い息子たち。待合室にいた年配の女性が『子供は大人しくしている方が...』」(北海道・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Hさん(北海道・30代女性)
13年ほど前、Hさんは幼い息子たちを連れてクリニックを受診していた。
しかしなかなか順番が来ず、子供たちは次第に騒ぎ始めてしまい......。

<Hさんの体験談>
13年ほど前、3歳と2歳の息子を連れて市内のクリニックに行きました。
2人分のオムツや着替えなど大荷物を抱えて待合室にいましたが、あまりに待ち時間が長く子どもたちは次第に走り回って騒ぎ始めてしまい......。
年配の男性が息子たちに...
私は息子たちを叱ってばかり。しかも、他の子供はきちんと座って待っています。
どうしてうちの子は座っていられないのだろうと私は泣きたくなっていました。

結局全てが終わるまでには2時間ほどかかり、ようやく帰れるようになったときのこと。様子を見ていた年配の女性から声をかけられました。
「子供は、じっとしている方がおかしいのよ」
温かい言葉がありがたくて泣きそうになっていると、今度は年配の男性が子供たち2人に
「よく頑張ったな」
とジュースを買って渡してくれたのです。
お礼は言えましたが、見ず知らずの方々の温かい言葉や行動にもっともっと感謝を伝えたかった。
帰り道は運転しながら涙が溢れていたのを今でも忘れられずにいます。
しつけのせいかと悩んだこともあったけど...
自分のしつけのせいかと悩んだ時期もありましたが、その後産まれた娘は、待ち時間はきちんと座って待つことができます。
走り回る男の子を追いかけているママさんを見かけると、大変そうだけど懐かしく、微笑ましく思えます。

あの時は本当にありがとうございました。
思っていたより何倍も育児は大変だったけど、子供たちのおかげで色々な体験も出来ました。
次は私が他のママさんにも温かい気持ちで接していきます。
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