「たんに写真を撮っただけじゃ」「本物でしょう?」 リアルすぎる「ゲームボーイカラーのイラスト」にざわめき広がる
突然だが、こちらの画像を見てほしい。

「ゲームボーイカラー」である。ピカピカの黄色いボディに、テトリスのカートリッジが立てかけられている。
一定の世代の読者ならとてつもなく懐かしく感じたであろうこの画像は、2023年4月22日にツイッター上に投稿されたもの。ツイートには約9万5000件(25日昼時点)ものいいねが寄せられている。
ただ、話題になっている理由は、「懐かしいから」だけではない。
画像には、こんな呟きが添えられていた。
「色鉛筆でゲームボーイカラー描きました!!!!!!」
そう、実はこれ、イラストなのだ。
あまりにリアルで疑いの声も
リアルすぎるゲームボーイカラーを描いたのは慧人(@Yassun0222K)さん。6月に書籍『色鉛筆で写真のような絵が描けるようになる本 「ガラスの透明感」「果物のみずみずしさ」も表現できる!』の出版を控えるイラストレーターだ。
そう言われても、本体の左下の角の光沢や、スピーカー部分の凸凹感、ボタンやカートリッジの質感などがあまりにも真に迫っていて、本物にしか見えないかもしれない。そんな読者は慧人さんが投稿した動画を再生してほしい。
実物はペラペラです pic.twitter.com/E6anP2MNVd
— 慧人 (@Yassun0222K) April 22, 2023
......本当に、イラストだった。
24日、Jタウンネット記者の取材に応じた慧人さんによると、ゲームボーイカラーのイラストを描き始めたのは4月13日。
「叔母がこのゲームボーイを持っていて、昔から羨ましくて仕方がなくて記憶に残っていたので描きました」(慧人さん)
30時間ほどかけて描き上げたという。特に手をかけたのは、テトリスDXのパッケージの描きこみとのこと。確かに、カートリッジ自体の影や光の差し方はもちろんのこと、パッケージの緻密な再現が、本物らしさを一層高めているように感じる。
慧人さんの驚異的な技術に、ツイッター上ではこんな声が。
「たんに現物を置いて写真を撮っただけじゃないですか」
「いやいやいや、これは本物でしょう?懐かしい手触りまで伝わってくるのですけど」
「すっげー!!ゲームできるやん」
慧人さんの「ゲームボーイカラー」はあまりにもリアルで、見た人に疑心さえ抱かせたようだ。
慧人 色鉛筆で写真のような絵が描けるようになる本