「お使いに行かせた小1息子が帰宅して『レジで後ろのお兄ちゃんが...』。驚いて店に電話をかけると...」(兵庫県・20代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Yさん(兵庫県・20代女性)
その日、Yさんの息子(小学校1年生)は1人でドラッグストアに行った。
母親ときょうだいが風邪で寝込んでしまい、緊急で必要になったオムツを、彼が買いに行かなければならなくなったのだ。
<Yさんの体験談>
私と下の子(3歳)が風邪を引いて寝込んでいたとき、上の子(小1)にいつも行くドラッグストアまでお使いを頼んだことがあります。
下の子の下痢が酷くて、予定より早くオムツが切れてしまったので、買いに行ってもらったのです。
「レジでお金足りなくてどうしようと...」
普段買っているオムツの価格より少し多めにお金を渡してお使いに行ってもらったのですが、帰ってきた息子が持っていたのは、渡していたお金では絶対に足りない大容量のオムツでした。
私は「どうやって買ったの?」と息子に聞きました。すると、こう言うのです。
「それしかなくて、レジでお金足りなくてどうしようと思ってたら後ろのお兄ちゃんが出してくれた!」
私は驚いてお店に電話し、そのお兄さんに何とかお金を返せないかと店員さんに相談しました。
すると店員さんが、お店でもその人の連絡先を尋ねていたと教えてくれました。しかしそのお兄さんは、
「お兄ちゃんお使い頑張ってたからお手伝いしただけです」
と言って帰ってしまったそうなんです。
金額的には200円弱ではあるのですが、お金には変わりないのに、それを見ず知らずの子供に出してあげられるお兄さんの優しさがすごく嬉しかったです。
あの時のお兄さん、本当にありがとうございました。
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