マニアと味わう「ご当地カップ麺」の世界第九十九回エースコック「らーめん空焼きとうきびラーメン味噌バター味」文・写真:オサーンカップ麺ブロガーのオサーンです。「ご当地カップ麺」連載の第九十九回目となる今回は、エースコックの「らーめん空焼きとうきびラーメン味噌バター味」をレビューします。北海道札幌市の人気ラーメン店「らーめん空」の限定メニューを再現した一杯でカップ麺ブロガーのオサーンです。「ご当地カップ麺」連載の第九十九回目となる今回は、エースコックの「らーめん空焼きとうきびラーメン味噌バター味」をレビューします。北海道札幌市の人気ラーメン店「らーめん空」の限定メニューを再現した一杯です。エースコック「らーめん空焼きとうきびラーメン味噌バター味」「焼きとうきび」入りの「札幌味噌ラーメン」をカップ麺で再現「らーめん空」は、繁華街・ススキノの他に、札幌駅や新千歳空港のラーメンテーマパークにも支店を構え、地元客だけではなく観光客にも人気のお店。札幌ラーメンの有名店である「純連」や「すみれ」にルーツを持つ、いわゆる「純すみ系」の系譜にあるお店で、生姜やニンニクを効かせたスパイシーな味噌味や、分厚いラードの油膜といった「純すみ系」の特徴を持っています。同時に、香ばしい焦がし味噌を使う独自性も。新千歳空港店限定の「焼きとうきびラーメン」を再現今回のカップ麺で再現されているのは、「らーめん空」の新千歳空港店限定メニュー「焼きとうきびラーメン」。味噌ラーメンに「焼きとうきび」をたくさんのせ、さらにバターを加えた、札幌ラーメンの中でも観光客向けのお店でよく見かける「味噌バターコーンラーメン」の派生メニュー。札幌の名物2品を同時に味わうことができます。新千歳空港店限定ということからも、観光客向けに北海道らしさをまるごと詰め込んだメニューなのは明らかですね。札幌を旅行する気分を味わうにはこの上ないラーメンではないでしょうか。カップ麺でコーンはよく使われる具材ですが、「焼きとうきび」が入っているのは珍しく、それがどのように再現されているのかも気になるところです。かやくはコーンだけ!別添袋は4つ「らーめん空焼きとうきびラーメン」の内容物を見ていきます。別添袋は「液体スープ」「後入れ粉末スープ」「調味油」「かやく」の4つで、カップには太くて縮れのついたノンフライ麺が入っています。定価が税別308円と高額設定ですが、内容物も4袋も入ってなかなか豪華です。「かやく」はコーンのみ!4袋のうちお湯を入れる前に開けるのは「かやく」の袋のみ。袋にはコーンしか入っていません!パッケージの記載によると、主役の「焼きとうきび」はこのコーンのうちの18%。少し濃い色をしているのがそれでしょう。ヘビー級が苦手でも、このスープはイケそう札幌ラーメンにしてはおとなしめスープは、豚骨ベースの味噌味で、生姜やニンニクを効かせています。「純すみ系」のラーメンは、ベースとなる豚骨の分厚さが特徴のひとつですが、「らーめん空」のスープは豚骨が比較的おとなしめ。ヘビーさを求めると少し物足りないものの、胃もたれリスクは高くなさそう。味噌味も他の「純すみ系」ほど濃厚ではないですが、お店の特徴である焼き味噌の香ばしさが前面に出ています。豚骨も味噌も比較的穏やかなので、「純すみ系」のヘビー級のスープが苦手な人でもある程度いけそうなスープとなっていました。バター風味の油脂や唐辛子が浮いているスープ表面に浮いているのは、「調味油」に入ったバター風味の油脂。そもそもが札幌ラーメンとしては味噌味が刺さらないマイルド系でしたが、バター風味が加わることでさらに甘みが増し、まったく尖っていない丸い味になります。味噌が主張しすぎない分、バター風味が強く感じられるバランスでした。スープには油脂の他に一味唐辛子も浮いています。ピリ辛にも満たない程度の刺激ですが、穏やかな味噌味とバター風味に対してピリッとアクセントを加えており、マイルドなスープの味を引き締めていました。カップ麺らしい思い切りの良さ多加水麺食感のノンフライ麺麺は、太めで縮れのついたノンフライ麺。つるみと弾力のある食感で札幌ラーメンの特徴である多加水麺の食感を再現しています。多加水麺食感のノンフライ麺には弾力が強くて嚙み切りにくいゴリゴリした食感のものもありますが、この麺は歯切れがよく、ある程度弾力が粘った後はプツッと噛み切れました。「焼きとうきび」を含む大量のコーン具は、「焼きとうもろこし」を含む大量のコーンと、少量のネギのみ。実際のお店ではコーンの他にチャーシューや味玉、焼海苔なども入っていて豪華ですが、お店では1300円以上の価格で供されており、今回もカップ麺としては高額とはいえ、さすがに比較はするのは厳しいですね。ほぼコーンのみの構成で、カップ麺らしい思い切りの良さ。大量に入っているので食べ応えがあり、バター風味を効かせた甘いスープにさらに甘みを加えています。「焼きとうきび」については、普通に食べているとあまり焼き風味は感じられないので過度な期待は禁物。ひと粒ずつよく噛み締めてみると、ほんのり香ばしくは感じられました。ちなみに、お店ではコーンをバーナーで炙って供しているようです。札幌名物をダブルで楽しめるカップ麺札幌の名物である「味噌ラーメン」と「焼きとうきび」をダブルで楽しめるカップ麺でした。札幌ラーメンの雰囲気がありつつも、札幌ラーメンはヘビーだと感じる人も楽しめるマイルド仕上げで、高額カップ麺ならではの食感の良いノンフライ麺も楽しむことができます。大量のコーンは焼き風味こそそれほど強くないものの、味噌味スープの中で甘さが光っていました。全国旅行支援もあり、さっぽろ雪まつりも3年ぶりにフル開催されることから、この冬に札幌を訪れる方も多いかと思います。しかしながら、札幌・大通公園の「焼きとうきび」は冬季に営業していないため、新千歳空港で「焼きとうきびラーメン」を食べるか、もしくは今回のカップ麺で雰囲気を楽しむのもひとつの手かもしれませんね。筆者:オサーンカップ麺ブロガー。十数年前に出会った「日清麺職人」のおいしさに感激したことがきっかけでブログを開設。「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」で毎週発売される新商品を食べて毎日レビューしています。豚骨スープとノンフライ麺の組み合わせがお気に入りですが、実はスープにごはんを入れて食べるのが最も至福の時です。Twitter(@ossern)