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プロ野球「日本海オセアンリーグ」に「千葉の新球団」参入決定 なぜ太平洋側から?リーグ事務局長が語る「狙い」

大山 雄也

大山 雄也

2022.11.01 20:00
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2022年に発足したばかりのプロ野球独立リーグ「日本海オセアンリーグ」に大きな動きがあった。

10月31日、同リーグを運営するNOLエンターテイメント(横浜市西区)が、所属チーム「福井ネクサスエレファンツ」の活動終了、そして、千葉県を本拠地とする新球団設立の決定を発表したのだ。

日本海オセアンリーグ(画像は日本海オセアンリーグ@NOL_indyballのツイートより)
日本海オセアンリーグ(画像は日本海オセアンリーグ@NOL_indyballのツイートより)

設立時の日本海オセアンリーグに参加していたのは、その名の通り日本海に面する県の「富山GRNサンダーバーズ」「石川ミリオンスターズ」「福井ネクサスエレファンツ」と、大洋建設(本社=神奈川県)などを中心とするオセアングループが球団経営に携わる「滋賀GOブラックス」の計4チーム。

そこから、業績低迷のため福井が抜け、千葉が仲間入りする――ツイッター上では、新球団設立に戸惑いの声もあがっている。

「訳分からん 太平洋の県入ったら日本海名乗る意味なくない?」
「日本海リーグに千葉球団...」
「千葉だけ飛び地で参戦するってことですか?」

同リーグは公式ウェブサイト上の「リーグ運営者情報」のページで、発足のきっかけについて「オセアングループが滋賀県の球団経営に携わることになり、グループ総力をあげて今シーズを戦う中で、選手に対する考え方や地域の根付き方の関東との違いを実感し、本リーグ設立に踏み切りました」(原文ママ)とも説明しているが......一体なぜ、千葉なのか。

Jタウンネット記者は11月1日、同リーグの事務局を取材した。

千葉球団がもたらす希望とは

日本海オセアンリーグはむやみに千葉の新球団設立を承認したわけではないという。

取材に応じた日本海オセアンリーグの事務局長はこう話す。

「首都圏にチームがあることでファンや試合の視聴者を増やそうと考えています」

人口の多い首都圏に日本海オセアンリーグのチームがあれば、リーグの知名度上昇や、全チームの試合を配信するアプリ「BOSSK(バスク)」の視聴者を増やせるかもしれないという期待を持っている。

太平洋側のチームが参入するとあって、リーグ名称の変更についてオーナー会議で話し合いがされる可能性もある。また、移動費の負担軽減のために試合日程の組み方にも工夫が必要になってくるそう。

発足から1年足らずで転換点を迎えた日本海オセアンリーグ。日本海から遠く離れた千葉県の新球団の参入でファンは増えるのか。

新球団の運営会社やチーム名などは詳細が決まり次第、発表される。

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