日曜日の早朝にだけ現れる...? 怪しすぎる「千葉急行バス」の謎を追う
千葉急行バスは存在しているのか
あまりにも情報が少なすぎる「千葉急行バス」は、実在するものなのか。Jタウンネット記者は、2月17日、国土交通省の関東運輸局旅客第一課を取材し、千葉急行バスに路線バスの許可が降りているのか確かめた。その回答が、こちらである。
「千葉急行バスという名前では、乗り合いの路線バスの許可は確認できません」(国土交通省・関東運輸局旅客第一課 担当者)
ツイッターで投稿されたバス停は、本来はいずれも市が運営するコミュニティバスの停留所である。そこで次に記者は、各自治体に「千葉急行バス」の存在を把握しているのか聞いた。
「西御門」がある佐倉市の都市部都市計画課はツイッターで話題になったことで初めて知り、「宮内山」「内小間子」がある千葉市の都市局都市部交通政策課では取材の時点で存在を認識していなかった。
しかし、「用草公民館」「希望ヶ丘入口」を通るふれあいバスを運行する八街市の企画政策課からは有力な情報が得られた。
「千葉急行バスは以前から知っています。去年くらいから用草公民館以外の他のバス停にも紙を貼られることが何回か続いていて、警察にも相談しました。警察からは貼った本人に注意指導をしたみたいです。紙を貼ったのはいたずらだと思われますね」(八街市企画政策課の担当者)
この話が事実なのか、八街市を管轄する佐倉警察署の副署長に話を聞いたところ、
「警察として千葉急行バスのことは把握しています。掲示をした者には話を聞いて、注意もしました」
という回答があった。
ただ、一体だれが、何のために作ったものなのか。そして、実際にバスは運行しているのかは記者にはわからないまま。
路線の存在を確かめるには、日曜の早朝に現地に行くしかなさそうだ......。