日本ってこんなに偏ってるんだ...! 国内人口の半分が、色付きの地域に集中しちゃっているらしい
「問題提起にも繋がると思い投稿しました」
地理や交通を趣味とする投稿者の「なのわに」さんは、2010年の国勢調査のデータを参照し話題の地図を塗っていったという。作業しながら特に気になったことは、なんだろう。
「人口の多い市でも、仙台や広島といった広大な山間部を持つところはイメージよりも人口密度が低く、大都市周辺で合併をしなかった市町の人口密度は高いのが印象的でした。市町村という単位での人口密度なので、なんとなくの印象とズレがあって興味深いものになったと思います」(「なのわに」さん)
人口密度の高い順に市町村を選んでいくことで、「狭い土地に多くの人が住んでいることが視覚化され、問題提起にも繋がると思い投稿しました」と語る。
日本列島の人口分布は、やはり相当偏っているようだ。
白地図のように見える地域にも人口を分散することができれば、日本社会の活性化につながることになるかもしれない。集中から分散へ......、一つのヒントになるのではないか。
「なのわに」さん自身も、「今回作成した地図は大都市圏への人口集中が強調されすぎているかもしれませんが、分散の方向に持っていくべきだろうと改めて考えました」と感想を述べる。
また、ツイッターの反響に対しては、
「一票の格差問題やインフラ整備の優先順位の話題が出ていて、色々な議論の題材にしてもらえたのは嬉しいですね。多様な見方ができる地図になっていると思うので、これをきっかけに地理や人口問題などに興味を持ってもらえたらと思います」(「なのわに」さん)
とコメントしている。