札幌の「記録的大雪」はこんなにも凄まじかった 一目でわかる写真に反響「雪国恐ろしい...」「台湾カステラみたい」
2022年2月5~6日にかけて、記録的な大雪に見舞われた北海道札幌市。その降雪の凄まじさを伝える画像がツイッターに投稿され、話題になっている。
屋外に置かれた倉庫。その上に、雪が四角く乗っている。もはや「積もっている」という言葉では物足りないほどである。
その周囲も積雪で覆われていて、おそらく倉庫の半分ほどは埋まってしまっている感じだ。
すさまじい積雪の様子に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「まあ立派!台湾カステラみたいねぇ」
「雪国恐ろしい...」
「物置が重さに耐えられるって、大事なことなんですね!」
「物置に『頑張れ』と初めて思った」
Jタウンネット記者は写真について、投稿者のよっしー(@yossi_2019)さんに話を聞いた。
「倉庫に行こうとすら思いません」
よっしーさんは札幌市に家を持つ会社員で、現在は帯広市に単身赴任中。話題の写真は、札幌市の自宅に住む妻が6日の11時に撮影して送ってきたものだそうだ。
アメダスでこの時間の札幌市の観測値を見てみると、積雪深はなんと122センチ。よっしーさんに聞くと、倉庫の上に積もっていた雪も、その周りに積もっていた雪も120センチほどだという。
なお、倉庫は淀川製鋼所(大阪市)のヨド物置で、高さは200センチほど。ツイッターでは雪の重さに耐えていることに、感心の声さえ上がっている。
「(妻が)一人で雪かきを頑張っていたのですが、この日は未明からの大雪で、朝から何度か雪かきしても、次から次へと降っては積もってしまったんです。そんな雪を見て、精神的にまいってることを僕に伝えるのにちょうど良い画像として、自宅の窓から倉庫を撮影した写真を送ってきました」(よっしーさん)
雪かきしても、雪かきしても、すぐに振り出しに戻ってしまう......ウンザリしてまうのも無理はない。よっしーさんも「倉庫に行こうとすら思いません」と語る。
なお、この後も雪は降り続け、13時には積雪深133センチに。札幌管区気象台の6日14時までの24時間降雪量は統計開始以来最多となる60センチを記録した。
「画像を見たときに呆れると同時に、妻の心情を理解しました。また、綺麗な四角い雪を乗せた倉庫の姿が少し可笑しくもありました」(よっしーさん)
取材をした7日時点で、倉庫の雪はまだこのままの状態だったそう。
「こんなに積雪する街にわざわざ200万人くらいも集まって住んでるの、どうなんだろう...と思いました」
とよっしーさんは語った。