餃子のまち・宇都宮では、恐竜も餃子に変身しちゃうらしい 民芸品店で生まれた「ぎょうざうるす」に反響
栃木県宇都宮市といえば、餃子が有名だ。
市の公式サイト上にある「餃子のまち」というページによると、市内の1世帯当たりの年間の餃子購入額は、2010 年まで15年連続日本一、13 年・17年・19年にも日本一の座を獲得。Jタウンネットが19年に行った「餃子県」についての調査でも、宇都宮を有する栃木県が1位を独走していた。
22年1月末、ツイッターで注目を集めたのはそんな宇都宮で生まれたキャラクターだ。
背中にモヒカンのような出っ張り、短い足、つぶらな瞳。なんだか、図鑑などでみたことのある草食の恐竜のような形をした置物だ。
しかし、背中のでっぱりはヒダのようだし、足元部分のオレンジはどことなく「焼き色」っぽくて......これ、餃子じゃん!
彼らの名前は「ぎょうざうるす」。宇都宮市のかんぴょうと民芸品の店「酒井商店」が販売している、餃子のような形をした恐竜の置物だ。
まさに餃子の街らしいユニークなアイテムに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「玄関に置いておきたい可愛さ!」
「吐く息が臭いと言う攻(口)撃あり?」
「宇都宮の餃子は生きていたのか...?」
Jタウンネット記者は「ぎょうざうるす」について、酒井商店を電話取材した。
宇都宮といえばやっぱり「餃子」だから
取材に応じた同店の店員によると、「ぎょうざうるす」は2015年から酒井商店で販売開始した陶器の置物だ。
ベースとなっているのは、外部の陶器メーカーが製造販売している白いステゴサウルスの陶器。それを同店が仕入れ、顔部分や足元の絵付けをしているという。
「宇都宮といえばやっぱり餃子が名物なので、それに関連した土産物を作りたい」という思いから生まれたというこのキャラクター。
それにしてもなぜ、恐竜?記者が店員に尋ねると、
「ステゴサウルスの置物を最初に見つけた時に『餃子っぽいな』と思いました」
とのこと。なるほど、宇都宮っ子の鑑である。
現在、「ぎょうざうるす」は酒井商店の店頭や宇都宮駅構内の土産店で購入できるほか、同店の公式ネットショップでも販売されている。