「全員座席を倒しましょう!そしたら、みんなが使いやすいから!」 夜行バスの乗客が、リーダーシップを発揮した結果...

新幹線や夜行バスで目にする「リクライニング」機能がある座席は、何かとトラブルの種になりがちだ。
後ろの座席の人との揉め事を避けるため、
「すみません。倒しても良いでしょうか」
と聞いてから倒す人もいるだろう。
Jタウンネット読者のツイッターユーザー・Aさん(仮名)は、九州新幹線で鹿児島中央~博多間を指定席で利用した際、背もたれを少し倒していた。あとから後ろの席に人がやってきたので、一応声をかけたのだが......。
後ろの乗客はAさんの言葉に、予想外の返事をしてきたというのだ。
「どの席の方も普通に倒しているのに......」
ツイッターユーザー・Aさんの体験談
九州新幹線で、鹿児島中央から博多までを指定席で移動していました。

私は、いつものように少しだけ席を倒していたのですが、後ろの席の人がいらして座られたので、
「少し席を倒させていただいています」
とお声がけをしました。
すると、「困る」と言ってきたんです。こちらはその人が来る前から席を倒していたし、私が声をかけるまでは何も言ってこなかったのに......。
後ろの座席の方は大きなスーツケースを持っていた老夫婦でした。
私は、「わかりました、もう倒しませんから」と言って、すぐにリクライニングを元に戻しました。
その日は、いつもより人が多く、大きなスーツケースを持っている人はあちらこちらにいました。それでもどの席の方も普通に倒しているのに......。腹立たしい気持ちになってしまいました。
昔から新幹線を月数回利用していますが、このような体験は初めてです。ヘタに「すいません、少し倒していいですか」なんて言葉はいらないなと感じた出来事でした。
突然大きな声で「全員座席のシートを倒しましょう!」の号令
とはいえ、背もたれが倒れてくることで困ってしまうことも、もちろんある。
大阪府の会社員・Bさん(仮名)は、リクライニングを使う際にはやはり確認をとってほしい、と編集部に打ち明けた。

Bさんの体験談
私は夜行バスを利用するとき、後列の方に声を掛けてから椅子を倒すというのがマナーだと思い、いつも声を掛けてから倒すようにしていました。
ある日バスに乗ったときのことです。私も前の席の方に声をかけられたので、「大丈夫です」と返し、前の背もたれが適度に倒された状態で乗車していました。
しかし、最後の乗り場である出来事が起きました。
前方にいた中年の男性がいきなり大きな声で、
「全員座席のシートを倒しましょう! そしたら、みんなが使いやすいから!」
と言い出したのです。
それを聞いた乗客たちは次々とシートを倒してきました。後ろの人に確認をすることはありません。
私の前の座席の人も、シートを最大限に倒します。事前に声をかけられず、急なことだったので足元に置いていたお土産やカバンが潰れ、ぐちゃぐちゃになりました。
せめて、確認を取ってから倒してほしかったです。
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