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「ブナシメジ:おいしい」「ナメコ:きわめておいしい」 説明が主観的すぎるキノコの展示に反響

福田 週人

福田 週人

2021.11.05 18:09
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「一番気になるポイントだから」

話題のキノコの展示は館内の「群馬の自然と環境」コーナー内にある。標高の低い場所に分布する45種類と、高い場所に分布する16種類の2か所に分けた、合わせて61種類の本物のキノコの標本が並んでいるという。

そして肝心の説明文は、博物館のスタッフが考えたものではなく、「山渓カラー名鑑 日本のきのこ」(山と渓谷社)という図鑑から引用しているとのこと。

お味噌汁、おいしいよね(画像は潜水そそう@sosou5963さんのツイートより)
お味噌汁、おいしいよね(画像は潜水そそう@sosou5963さんのツイートより)

同書を引用するにあたり、スタッフの間でも当初「主観的ではないか」という声があがったという。

「ただ、キノコというのはやはり食べられるかどうか、毒があるかどうか、といった点が一番気になるポイントだろうという考えから、スタッフ間で相談した末、あえてこうした表記のままにすることになりました」(伊藤さん)

そのうち食用のキノコは「食用」「食用、おいしい」「食用、きわめておいしい」のように紹介され、「きわめておいしい」と説明されているキノコは、「ナメコ」「シイタケ」「タマゴタケ」など。

ちなみに、同館に展示されているもののなかで、伊藤さんが一番「おいしい」と思うキノコは「コウタケ」とのこと。

「キャプションは『食用、おいしい、生食は毒』となっています。香りがとてもよく、漢字では『香茸』と書きます。
料亭とかで出てくる場合があり、天ぷらや炊き込みご飯が絶品です」(伊藤さん)
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