関西人が初めて東京に行った時の感想→渋谷、品川、北千住...どこに行っても「梅田やん」
地方から初めて上京した時のことを、鮮明に覚えていらっしゃる読者は多いかもしれない。とにかく人が多い。ビル街がどこまでも切れ目なく続いている。いわゆるひとつのカルチャーショックだ。
では、関西随一の大都会・大阪から来た人はどうか。
2021年10月1日、次のようなツイートが投稿され、いま話題となっている。
関西人が初めて東京に行った時の感想
渋谷「梅田やん...」
新宿「梅田やん.........」
池袋「梅田やん............」
品川「梅田やん」
東京「梅田やん」
上野「梅田やん」
秋葉原「梅田やん、ちょっと日本橋かも」
北千住「梅田やん」
錦糸町「ちょっとした梅田やん」
「関西人が初めて東京に行った時の感想」というタイトルの下、渋谷・新宿以下、東京の街が列記されている。どこを見ても、「梅田やん」という感想が続く......。
投稿者「鉄研同好会」(@tekkendoukoukai)さんが投稿したツイートには、4万3000件を超える「いいね」が付けられ、いまも拡散中(10月4日現在)。ツイッターでは、こんな声が寄せられている。
「東京初めて来た時、どこで降りても梅田やんって思いましたw」
「東京は梅田と十三がたくさんあると言えば大阪人に通じますよね」
「大阪市民のワイ、同感してワロタwww」
「逆に梅田があんだけあるのやばいんよな」
大阪人を筆頭に、多くの人の共感を集めているツイートのきっかけは、何だったのだろう? Jタウンネット記者は、投稿者に詳しい話を聞いてみた。
あえて「梅田やん」で統一した意味は?
投稿者の「鉄研同好会」さんは、この投稿のきっかけについて、こう語った。
「僕自身が関西出身で、何年前だっけな、初めて東京に行った時、山手線の全ての駅が桁違いにデカくて圧倒された記憶があるんですよね。
GoogleEarthで東京とかを見てた時にふと、そのことを思い出したのがきっかけです」(「鉄研同好会」さん)
ツイート投稿にあたって、とくに意識した点を聞いた。
「それぞれの街で色があって、ある程度役割分担されてるのかなぁという印象でした。ある程度の役割分担がなされているそれぞれの街をあえて『梅田やん』の一言で終わらせたんですよ。こうすることで、梅田がいかにいろんなものがごちゃ混ぜになっている所なのか、伝わればいいなぁって想いも込めました」(「鉄研同好会」さん)
「梅田やん」の一言には、関西人なりの思い入れが込められていたようだ。東京の街すべてが同じような街、というわけではない。「梅田」にあまりにも様々な要素が詰まっている、というわけだ。分かる人には分かるはず......、という自信があったと見える。
「『新宿と渋谷を足して2で割ったのが梅田』とか『梅田はコンパクトで便利な東京』みたいなコメントをいだたいた時は、『やったぜ』って思いました笑」と、投稿者は満足気だ。
ツイッターに反応の中で、印象だったものを聞いてみた。
「コメントがある程度の系統に分かれていて、『梅田がなんでも揃ってる便利な街』という意見と、『東京はいくつも梅田があるすごい街』『東京は梅田程度ってこと?』『難波は?』って意見に分かれているのが、それぞれの街にそれぞれの想いや、思い出が詰まってるんだなぁって思いました」(「鉄研同好会」さん)
つまり、「自分の住む町が一番好きなんだなぁってことですね」と投稿者。たしかに、ツイッターにはさまざまな意見がつぶやかれていた。
「三ノ宮に一番似てるのは関内だな、近場に中華街も元町もあるし」
「三宮は川崎!」
「むしろ川崎は西宮尼崎? 工場と労働者の街」
「難波=浅草、天王寺=錦糸町って感じですね」
「ずっと大阪人の私見です。上野から浅草辺りはは天王寺から新今宮の雰囲気を感じます。新橋は京橋と十三を煮詰めた感じでした」
「二子玉川『ニシキタやんけ』 多摩センター『千中やん』 日比谷『淀屋橋と本町と肥後橋をたしあわせたもの』」
ツイッター上の議論はまだまだ続いている。