そりゃ争奪戦になるわけだ... 新幹線の指定席、4分の3以上が「2列シートが好き」
新幹線の指定席の中で、一番好きな座席はどこだろうか。
筆者が選びがちなのは、3列シートの通路側。トイレに行くときに、気兼ねなく席を立てるからだ。
2列ではなく3列シートをチョイスするのは、隣が空席になる可能性に期待を込めてのことである。
車窓から景色を眺められる窓側?
それとも、デッキに行きやすい通路側?
席の並びは2列?3列?
「新幹線の指定席、どこが一番好き?」
こんなテーマを掲げ、Jタウンネットは2019年7月9日から21年4月5日にかけてアンケート調査を実施した(投票総数は773票)。
選択肢は、3列シートの窓側、真ん中、通路側。それと2列シートの窓側、通路側の計5つ。
はたして結果は――。
窓際席は「勝ち組」?
圧倒的な人気を誇った指定席は、「2列シートの窓側」席で、選んだ人の割合は61.2%(473票)となった。
2位は、「2列シートの通路側」席(15.8%、122票)。
全体の75%以上、つまり4人に3人が「2列シート」に投票。
つまり、3列シートのいずれかの席を選んだのは、全体の4分の1のみ。みなさん、3列よりも2列シートが大好きらしい。
3位「3列シートの窓側」席(11.9%、92票)と4位「3列シートの通路側」(10.5%、81票)の間には、大きな差はない。
とはいえ、2列シートの時と同じく、3列シートの場合でも通路側より窓側が人気という構図は変わらない。
人気を博した「窓側」席について、大手掲示板サイトの5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)には、景色が見放題であることはもちろん、日よけを自由に上げ下げでき、コート掛けまで使えることを「勝ち組」だと評するスレッドがたっている。
また東海道新幹線の場合、2列シートの窓際......つまりE席では、窓から富士山を見ることができる。
ツイッターには、
「富士山見るならE席だよ!」
「今日はいい天気なので富士山が見たいがために新幹線でE席とりました」
などと呟きながら、写真をアップするユーザーも少なくない。
ちなみに3列シートの窓際・A席でも、ごく短い区間だが、静岡付近で富士山を見られるポイントがある。
列車の旅の醍醐味のひとつである、車窓風景を楽しめる窓側席。
でも掲示板サイトやSNS上には、「トイレに行きづらい」といった書き込みもあり、通路側が好きという人もちらほら。
「新幹線の三席ある側の窓際A席に座るとトイレに行くときに2人に迷惑かかってしまうのが心配。やはりD席が1番好きです」
「新幹線はD席が好き。二人座席の通路側。トイレ行ったりゴミ捨て行ったり自分のペースで過ごせるから」
また3列シートの通路側(C席)を選ぶ人の中には、真ん中に誰も座らなければ隣が空席になって「楽チン」という声があった。筆者も、だからC席が好きだ!(2回目)
そして、窓際でも通路側でもない「3列シートの真ん中」、B席は圧倒的最下位。
たった0.6%(5票!)の人しかこの選択肢を選ばないという、一番の不人気席だ。
ツイッターには、窓側や通路側に座れなかったユーザーから、
「真ん中席嫌いだけど我慢」
「一番嫌いな真ん中席に(泣)」
といった悲痛な声があがっていた。
しかし、0票ではなかった。どんな人が、好きなのだろう......。
ぜひ、編集部にこっそり教えてほしい。