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あなたもなれるかも? 埼玉県が「公認VTuber」オーディション開催中→「応募してほしい人物像」を聞いた

大久保 歩

大久保 歩

2021.07.07 20:00
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VTuber(ブイチューバー)――「バーチャルYouTuber」が、ここ数年で急激に知名度を上げている。

CGで描かれたキャラクターを用いて動画配信を行う彼らの活躍の場は、動画配信サイトだけに留まらない。中には、県の魅力を発信するために活動している者もいるのだ。

県公認のVTuberとしては、茨城県の「茨ひより」や岩手県の「岩手さちこ」といったVTuberも活躍している。いずれも、県のチームの一員という立ち位置だ。 そして2021年7月1日から、埼玉県が「初代埼玉県公認VTuber」を決めるためのオーディションを開催しているのをご存知だろうか。

(画像はプレスリリースより、キャラクターは埼玉県観光PRアニメヒロイン「サクヤ」)

オーディションを経て「埼玉バーチャル観光大使」に選出されるのは、1人。

活動費として100万円が支給され、埼玉観光の魅力を発信する動画コンテンツ等の制作に携わることになる。

先述の「岩手さちこ」や「茨ひより」は、県が創作したキャラクターであるのに対して、今回の「埼玉バーチャル観光大使」は、応募した既存のVTuberの中から選出される。

埼玉県は、どうしてオーディションという形式で公認VTuberを選ぶことにしたのだろうか。

Jタウンネット記者は7日、本企画を主催する埼玉県庁観光課インバウンド担当者を取材した。

新人も応募OK

取材に応じた担当者によると、VTuberを観光大使に任命することで「若者に(埼玉県の魅力を)訴求したい」という思いがあった。

オーディション形式にした理由としては、

「選考段階からいろいろな人に参加してもらい、盛り上げたいと考えました」(担当者)

と、コメント。

実際に、ツイッターでも

「今日から埼玉のVTuber募集開始ですね!!!参加される皆さんファイトですー!!」
「昨日とあるお店でも七夕飾りがあって、『埼玉県公認VTuberになれますよーに!』って個人的なお願い書いてきましたw」
「春日部つくしさんには是非とも埼玉県公認VTuberになっていただきたい」

など、オーディションの参加を考えているVTuberや、ファンたちの呟きが複数投稿されている。

VTuberが観光大使に(画像は埼玉バーチャル観光大使特設サイトより、キャラクターは埼玉県観光PRアニメヒロイン「サクヤ」)

担当者に、どんな人に応募してほしいか尋ねると、

「やはり埼玉県の顔になるわけですから、PRに熱意のある方や、埼玉県の魅力の発信に積極的に協力してくれる方ですね」

と、回答。

選考は応募フォームへの入力内容に基づく1次選考→それぞれが観光動画を制作して行う2次選考→県が設置する有識者選考会による最終選考の3段階。

特設サイトでは、1次選考の選考基準として以下が公開されている。

・観光大使としての品位があるか
・埼玉県観光プロモーションへの熱意があるか
・VTuberに関する技術、クオリティ

応募資格としては、「埼玉県に魅力を感じ、県内外に埼玉の魅力を発信する意欲があること」など5つの条件が課されているが、「◯か月以上、VTuberとして活動していること」など活動期間に関する条件はない。

応募フォームの質問事項にも、VTuberとして活動しているYouTubeやTwitterのアカウントが無い場合は「無しと記入してください」と書かれている。

このオーディションをきっかけにデビューし、埼玉県公認VTuberになるような大型新人も出てくるかもしれない。

7月20日まで、特設サイト上で応募を受け付けているので、興味のある人は挑戦してみては。

7月8日11時5分追記:記事初出時、文中の表記に一部誤りがあったため修正しました。

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