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どう見ても「新鮮なマグロの赤身」 醤油とワサビをつけたくなっちゃうお菓子が爆誕

井上 慧果

井上 慧果

2021.06.17 17:02
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「食べる宝石」とも呼ばれ、近年ブームとなっている琥珀糖。

煮溶かした寒天に砂糖と色素をくわえて作るお菓子で、その見た目の美しさや、表面を乾燥させることで生まれる独特の食感が人気を集めている。

そんな琥珀糖を「推し色」で作ってみたところ、マグロの刺身が爆誕してしまったという投稿が、ツイッターで話題になっている。

美味しそう(画像はpatata cakes@uri_patataより)
美味しそう(画像はpatata cakes@uri_patataより)

これは2021年6月10日、店舗委託やイベント、通信販売のみで販売するお菓子屋「patata cakes」(@uri_patata)のツイッターアカウントが投稿した画像だ。

「私、魔女のキキ!
こちら、推し琥珀糖を作るはずだったのに出来上ってしまった見事なマグロの赤身!」

とコメントが添えられている。確かに、どこから見ても美味しそうなマグロの赤身にしか見えない。

この見事な「マグロ」は、4万3000件を超えるいいねを集めるなど注目を集めており、

「横に抹茶餡置いたら完璧に刺身ですね......」
「マグロがたくさん、美味しそうと見てたら琥珀糖と知って三度見しました」
「なんかお寿司食べたくなって来ました」
「醤油とわさび用意しなきゃ(使命感)」
「後ろの瓶ももう、ちょっとお洒落な日本酒にしか見えない」

など混乱するユーザーも続出している。

着色には赤ワインを使用

「patata cakes」のアカウントは、このツイートに続ける形で

「余りにマグロマグロ言われるから、きっと本物と並べるとちゃんと琥珀糖に見えるよ!!!
と、検証した結果がこちらになります。
マグロ、もしくはカツオです。
本当にありがとうございます」

と、こんな画像も投稿している。

シソを添えると...(画像はpatata cakes@uri_patataより)
シソを添えると...(画像はpatata cakes@uri_patataより)

本物と並んでいても、赤身魚のお刺身に見える。むしろ、お皿やシソの効果で判別がいっそう難しくなっているような......。

マグロ風の琥珀糖は、なぜ生まれてしまったのだろう。

15日、Jタウンネット記者の取材に応じた「patata cakes」のお菓子を製作しているuriさんによると、この琥珀糖は6月の初頭から試作品として制作されている。

「今期放送中のFairy蘭丸というアニメが、キャラビジュアルが出た当初から好きになり、丁度琥珀糖の試作時期だったことも重なり、キャラクター全員のイメージカラーで試作用の琥珀糖を作成いたしました」(uriさん)

琥珀糖といえば着色料で色をつけるイメージだったが、「たっぷりの赤ワインと数種類のスパイスを使い、風味豊かに仕上げました」とのこと。なんだか大人の味わいで、とても美味しそうだ......。

また、「焔属性」のキャラクターをイメージしたものなので、カットの仕方にもこだわり、

「炎をイメージできるようにカットいたしました」

とのことだ。

炎をイメージした切り口(画像はpatata cakes@uri_patataより)
炎をイメージした切り口(画像はpatata cakes@uri_patataより)

では、そうやって作った琥珀糖が「マグロの赤身」に見えてしまうことについて、どのような理由が考えられるかも聞いてみた。

「透明感と切り口でしょうか。
赤ワインの深みのある色合いも影響しているのかもしれません」

とuriさん。琥珀糖としてのクオリティが高くなった結果、マグロの赤身にも見える仕上がりになってしまったようだ。

Uriさんは、この琥珀糖が大きな話題と集めていることに対し、

「自分が予想していた以上に『新鮮で美味しそうなマグロ』というお声や、お寿司屋さんからも良いマグロとお墨付きをいただき嬉しかったです。
他にも鮭トバやサーモンそっくりの鉱石写真をいただき、大変楽しかったです。
また、アニメにも興味を持ってくださる方もいらっしゃり、ラスト数話ですが楽しんでいただけたらと思っております」

とコメントした。

マグロの赤身にしか見えない......と思ってしまっていたが、uriさんの推しへの愛情と製菓の技術がぎゅっと詰まった赤ワイン風味の琥珀糖は、とても美味しそう。ぜひ食べてみたい。

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