宮城人にとって「おしっこつまった」は日常茶飯事? 深刻に心配しなくていい理由は...
それは大変!と深刻な顔をされてしまい...
宮城県の40代女性から編集部にこんなメールが届いた。
「私の地元では、よく「おしっこ(が)つまった」と言います。
以前、上司が出張中、地元外の部下に『悪い、おしっこつまった』と話したら『それは大変!今から病院に行きましょう!』と深刻な顔で言われて参ったそうです。
どうやら『尿管結石でも起こしてつまった』と勘違いされたようです。
『おしっこがつまる』は、『尿意をもよおす』こと。
これがわかるのは宮城の人だけだと上司は笑っていました」
「おしっこがつまった」という言葉だけ聞くと、確かに尿路結石かなにかの病気を心配してしまう。あるいはトイレが詰まってしまったとか......。とにかく、ただごとではないと思ってしまうだろう。
しかし、この言葉について、ツイッターで調べてみると、宮城県民らしきユーザーたちが
「『おしっこつまる』は普通に使うと思ってた。方言なんだ」
「仙台弁の『おしっこつまった』って標準語でなんて言うの?
適切な言葉が見つからないんですがw
状態を表現するならば『尿が膀胱に満タンになっている状態』です」
「『おしっこつまる』とは尿意を感じてトイレに行きたいという意味の仙台弁です......」
とつぶやいているのが散見された。
また、宮城のご当地キャラクター「仙台弁こけし」のLINEスタンプの中にも
「つまった!」
と、仙台弁こけしがトイレに駆け込んでいくスタンプがあった。どうやら、宮城県において「おしっこつまる」のは日常茶飯事らしい。
なお、ツイッターではこんな投稿も。
「『おしっこつまる』は盛岡でもかなりの人が日常的に使ってることが今会社で判明しました(笑)
ちなみに『つまる』はもうちょっとで満タン、もはや一刻の猶予もないときは『つまった』になると思われる」
おしっこつまる、実は宮城だけではなく岩手県でも一部使用する地域があるらしい。
過去に『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)でも岩手県南部の方言として紹介されていた。
今後もし、これらの地域の人に「おしっこつまった」と言われた場合は、病気を心配するより先にトイレを探してあげるべき......かもしれない。
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