大激戦!日本全国「温泉県」ランキング 3位「岐阜」2位「兵庫」、1位はやっぱり...
源泉数・湧出量ともに日本一は?
「日本一の温泉県は?」という問いに対して、全国の読者が選んだのは、大分県だった。総得票数の12.6%にあたる4002票を獲得した。2位の兵庫県を抑えて、1位に輝いたのだ。
大分は「おんせん県」を自認している。温泉の源泉数・湧出量ともに日本一を誇るからだという。
大分の源泉数(温泉が出てくる場所)は、4445か所で、2番手の鹿児島県2755か所を大きく引き離している。湧出量(温泉が湧き出てくる量)は27万9253リットル/分で、2番手の北海道は19万8022リットル/分だそうだ(19年3月末 「温泉利用状況(環境省)」より)。
また別府温泉、由布院温泉など、60以上の温泉地があり、「おんせん県」を自称するユニークなCMも制作し、他県の追随を許さないブランド構築に成功しているようだ。その結果が今回のアンケート調査にも表れたのだろう。
2位には、関西人の人気を集める有馬温泉や城崎温泉がある兵庫県が入り、総得票数の11.4%にあたる3627票を獲得した。
3位は、下呂温泉がある岐阜県で3599票(11.31%)、4位は道後温泉のある愛媛県で3596票(11.30%)。3位と4位の差はわずか3票という大接戦だった。
5位は草津温泉の群馬県で3271票(10.3%)。ベスト5はいずれも接戦で、ネームバリューある有名温泉地を抱える県ならではの、激しい上位争いが展開されている。
6位以下とはいえ、ベスト10に潜り込んだのは、北海道(6位)、長野(7位)、神奈川(8位)など猛者揃いの各県だ。ここでも1000票を超える得票を獲得し、なかなかの奮闘ぶりを見せている。静岡(9位)、山形(10位)も、けっしてあなどれない実力派と言えるだろう。