「あなたは痩せる必要のない人間です」 肥満に苦しむ中年男に、自己防衛おじさんがこう告げた理由
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回のお悩みは、「痩せられない」と頭を抱える漫画家・Fさん(愛媛県在住・50代男性)からの投稿だ。
漫画家という職業柄、普段から外出する機会が少ないという彼。血糖値や中性脂肪が基準値よりも高く、医者から「ダイエットをしなさい」との助言も受けているそうだ。
ところが食事制限も運動も続けることができない。何か効率的に...、と次なる一手を求めている。そんな彼に、自己防衛おじさんはどんなアドバイスを送るのだろうか。
「不健康な肥満体も個性」
読者のお悩み
仕事柄、余り外出することがなく中性脂肪の数値が343と血糖値も123で高めです。
ダイエットしなければならないとお医者さんからも言われたのですが、なかなか食事制限もできたりできなかったり。体重も増えたり減ったりで、結果あまり痩せられていません。
サプリメント等は体質に合わないし、運動も続かないので...。年齢的なこともあるでしょうが、何か効率よく痩せる方法はないでしょうか。
自己防衛おじさんの回答
自己管理を徹底的にやれる人と、億劫になってだらけてしまう人との違いは、とどのつまりその人の性格や性質なのかもしれません。
つまり、持って生まれた宿命ということです。
食べられるからあれこれ食べて、体型も気にならないから運動もあまりしない。
見た目や健康に気を使い、少しでも不健康と医者から診断されたり、周りの人からそう見られたりするのが嫌な人は、食事制限をして運動もしてきたはずです。
そして今の時代は、健康的になりたい人のために、パーソナルトレーナー付のジムなど、ありとあらゆる方法が用意されているのも事実。最終的には本人のやる気と本気度の問題に行き着くのではないでしょうか。
そもそもあなたは一般的な職業とは違い、高い専門性と独創性を求められる漫画家。その職業に就きたくても就けなかった人たちから見れば、体型や健康状態がどうであれ羨望の眼差しで見られることでしょう。
そして芸術家は少し不健康だったり常軌を逸したタイプだったりする人間の方が、多くの人達を惹きつける作品を生み出すことが出来るのではないでしょうか?
極めて健康体で、いわゆる普通な人は、独創性を求められる業界には向いてない場合もあります。
躁鬱気質や依存体質、我が強く協調性がないなど、普通でないタイプは、一般社会とは到底相いれない個性を求められる世界の住人なのかもしれません。
あなたのその不健康な肥満体も個性であり唯一無二の存在。
不健康であるがゆえに仮に突然の死を迎えたとしても、伝説の漫画家としてその名は語り継がれることでしょう。
つまり、あなたは痩せる必要のない人間なのです。
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