試験って雰囲気じゃない 豪華すぎるTOEIC会場が話題に「もはや結婚式」「コース料理出てきそう」
TOEICの試験会場といえば、どこかの高校や大学の教室を思い浮かべる人がほとんどだろう。
しかし、中にはおよそ試験が行われる場所とは思えないほど豪華な会場もあるらしい。
その会場が、こちらだ。
煌びやかな照明に、テーブルには白いクロス。まるでこれから結婚式の披露宴か、はたまた各界重鎮を集めてのパーティーでも始まるかのような雰囲気だ。これが、TOEICの試験会場だと......?
「貴族のTOEICだな...」
話題になっているのは、実際にこの場所でTOEICを受験したというツイッターユーザーのはいばら(@HaibaraSr)さんの2020年12月6日のツイート。続く投稿では、「受付の人がマジのホテルマンでもはや結婚式かなにかだった」とも呟いていた。
説明されなければまず試験会場とはわからないだろうこの写真に、ツイッターでは、
「貴族のTOEICだな...」
「終わった後にコースメニュー出てきそう...」
「ホテルの就職説明かな?w」
といった声が寄せられている。
Jタウンネットは8日、投稿主のはいばらさんに詳しい話を聞いた。
話題になっている会場は、福岡市にあるANAクラウンプラザホテル福岡。公式サイトによれば、宴会場だけで7か所あるほか、レストラン、チャペル、フィットネスセンターなど各種施設も完備という高級ホテルだ。
写真を撮影したのは6日の14時20分頃、試験開始前の受付時間でのことだという。
「今回のTOEICでの最寄りの試験会場が福岡だったため、この会場で受験しました。TOEICは受験地のみの選択で受験会場はこちらで指定できませんので、今回自分がこのホテルでの受験になったのは偶然です。
この会場が試験会場になった理由はわかりませんが、個人的には、コロナで一時期休止し、1日2回開催で再開することになったTOEICの事情と、ホテル側の事情かなあと思っています。通常は大学や高校の教室が殆どなので」(はいばらさん)
「事前に会場を調べて高級ホテルだということだけは知っていた」というはいばらさん。実際に試験会場を訪れた際の感想について、
「実際に会場に着いてみるとその『場違い感』が面白かったです。
いつもは高校の教室とかでやってる試験が急に結婚式場みたいなところで、スタッフもいつも学生バイトみたいな人なのに今回はガチのホテルマンだったり、高級ホテルのエントランスにやっすい感じの『TOEIC試験会場』の案内紙がぶらさがっていたり。しかもテーブルにはクロスが敷いてあり、下敷き用としてボードがわざわざ配られていました。
前方にはこれまたやっすい感じのホワイトボード、高そうなスピーカーから流れる音声はいつもの聞きなれたアナウンスで、そのちぐはぐさが面白かったです。 受験した感想としては、音響や照明、空調など受験環境がかなり整っており、いつもよりめちゃくちゃ解けました。過去最高得点を期待しています(笑)」
と話した。たしかにこんな快適な環境であれば、試験問題を解く筆もさぞや進んだことだろう。
ツイッターでの反響について、はいばらさんは、
「他の受験地でも高そうなホテルで受けられてる方がいらっしゃったみたいなので、これからこういった試験会場が増えていくのではないかなあと思います」
とコメントしている。