おせち4000円値上げする店も イクラ・数の子が価格高騰...原因はやっぱりコロナ?
[みみよりライブ5up - 広島ホームテレビ] 2020年11月19日の放送では、イクラや数の子の価格が高騰しているという話題を取り上げていました。
番組が広島魚市場に話を聞くとと、数の子とイクラの卸値がキロあたり去年の1.2~1.5倍ほど高くなっているそうです。特に数の子は、メスのニシンの漁獲量が去年の半分程度に落ち込んでいます。
いったい、なぜなのでしょうか。広島魚市場商品課の山口正則課長はその理由について、
「漁獲量が減っているのは水温の関係もありますし色々な要因があるとは思いますが、今期はコロナの影響で工場の閉鎖や漁獲に行けないという状態も一部あると思う」
と話します。
正月まであと1か月あまり。この時期の高騰にスーパーなどに商品を卸す仲卸業者は頭を抱えています。
例年よりオトクになったのは...
ある水産会社の担当者は番組に、
「やっぱり困ります。お客さんは例年と同じような価格でほしいというのがあるので、本当だったら数の子なんか稼ぎ時なんですけどね」
と話します。
広島市中区にある割烹料理店では、数の子を使った料理のほか正月用のおせちを販売していますが、食材の高騰で去年より4000円値上げしたといいます。
イクラや数の子が高騰する一方で、例年よりもオトクなのが養殖のブリ。今年は新型コロナの影響で飲食店などの需要が減る見込みで、卸値が下がっているそうです。
広島魚市場の担当者さんは「12月の忘年会なども少ないと予想していますのでどうしても相場が弱いんですね。スーパーなどで買われるんだったら、去年よりも安くおいしいものが食べられると思いますのでおすすめです」と話します。
新型コロナウイルスは正月の過ごし方だけでなく、食べるものにも大きな影響を与えそうです。
スーパーで美味しいブリが安く手に入るなら買いに行きたいです。
(ライター:momiji)