二条城のお堀が「抹茶オレ状態」になっていた 水面が緑に染まる異変、いったい何が?事務所に真相を聞くと...
2020.10.14 06:00
「浮草かと思われます」
まずは、この堀一面に広がった緑の正体について聞いてみると、
「浮草かと思われます」
と担当者。
日頃から、浮草を含めた様々な水草が生息しているという二条城の堀。
しかし、今回のように水面にびっしりと真緑の浮草が発生したのは珍しいことだという。
担当者は
「私が二条城に来てからの3年間では少なくとも見たことはありません。しかし、何年かに一度、たまにこのような現象は起きているようです」
とする。今年は夏前の6月頃から兆候があり、現在の状況に至ったという。
「我々も除去作業は行っているのですが今年は全く追いつけない状況となっていて......」
と、事務所としても頭を悩ませているようだった。
しかし、通常であれば水草は秋冬になるとなくなっていくものだそう。
担当者は、
「今年もそうだと思うのですが、やはり近年は気候変動の影響などから、どうなっていくか分からない部分もあります。ですので、そうならなかった場合や、来年以降も同じ状況が続くようであれば、もっと違う対策をしていくべきではないかなとは考えております」
とコメントしていた。
ちなみに、「抹茶オレ」のような状態になっているのは一部で、お堀の全域がこの様子になっているというわけではないそうだ。