「いくら仕事を頑張っても、会社都合での失業が続き...。『雇われる』ことへの不信感が拭えません...」(青森県・40代女性)
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
会社に雇われることへの不信感が拭えません――。青森県に住む主婦のK子さん(40代女性)から、こんなお悩みが寄せられた。
立て続けに「会社都合」で失業したというK子さん。いくら頑張っても、いつか解雇されてしまうのではないか。そんな不信感が消えないという。
副業や兼業、あるいは2種以上の仕事を同時にするパラレルワーク...。昨今、個々人の働き方に変化が訪れている日本において、「雇われる」とは一体どういうことなのか。
K子さんの悩みに、自己防衛おじさんはどんな助言を送るのだろうか。
「必要なのは『自己防衛』という意識革命」
読者のお悩み
立て続けに「会社都合」で失業しました。
生活のためにもまた働きたいのですが、会社都合での退職が続いたことから、「雇われる」ことへ不信感があります。
頑張ってもまた会社都合で退職することになったらと思うと怖くなってしまうのです。
どうしたらこの不信感をぬぐうことができるのでしょうか。
自己防衛おじさんの回答
コロナ禍の今、一寸先は闇。国民全員がサバイバルゲームに強制参加させられている様な、甘えの許されない世の中になってしまいました。
新しい首相ですら「自助」と、つまり自分の事は自分でやれと、最初からサジを投げてしまう始末。
自助に限界を感じているからこそ、政治への期待という意味合いもあったわけですが、この有様ではまさに「国なんて当てにしちゃダメ」。あなたの場合も会社を当てにしているから、性善説に立っているから恐怖心や不信感を抱いてしまったわけです。
会社という名の、人間が運営する利益追求組織に対しては、あなたが性悪説のスタンスを持っていれば恐れる事も傷つくこともありません。つまり、人間は生まれながらにして利己的な生き物であるという事を頭に入れておく事で、ご自身が強くなれるのです。
国を守るために国民が犠牲になり、会社を守るために社員が犠牲になる。規模が大きくなればなるほど、個人の尊厳は危うくなっていきます。勤め人は会社組織の囚われの身。雇われることに臆病になってしまった今のあなたに必要なのは「自己防衛」という意識革命。
会社への過度な期待や忠誠心は時として諸刃の剣。業績によって会社は社員にとって敵にも味方にもなりえるので、先行き不透明なこれからの時代は仕事で会社に奉仕しつつも、自分のライフプラン全てを預けてしまうような意識は持たない方が良いでしょう。
逃げ道や抜け道、どんな道でも良いのです。何が自分の身に降りかかっても、それらの道を使って自己防衛できるようにリスクを分散しながら生き抜いていく。
コロナ禍の時代...令和には、そんな意識革命が求められているのかもしれませんね。
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