光の花が咲き乱れてる... カラフルな和傘で彩られた漆黒の岡山城が夢みたいに美しい
戦国武将・宇喜多秀家によって築かれた岡山城は、「烏城(うじょう)」とも呼ばれている。その訳は、黒漆塗の板が取り付けられ、外観が黒く見えるからという。
この岡山城で、2020年8月、「夏の烏城灯源郷」というイベントが開催された。その様子を撮影した次のような写真が、9月2日、ツイッターに投稿され、話題となっている。
夕暮れの岡山城天守閣をライトアップし、和傘や提灯などで囲んだ、なんとも幻想的な光景である。このツイートには、7万4000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(9月4日昼現在)。
ツイッターには、「岡山にこんなとこあるの?」「傘の色が本当に鮮やかです」「これは凄い!綺麗!」などといった声が、多数寄せられている。
Jタウンネット編集部は、投稿者の三谷ユカリ(@mitsuyuka_lp)さんに取材した。
「観客を楽しませる工夫があらゆる所に...」
「夏の烏城灯源郷」が開催された場所は、岡山市北区丸の内の烏城公園だった。期間は、8月1日から8月31日まで、残念ながら既に終了している。
イベントのテーマは、「烏城を包むやわらかな灯り」。
天守閣前のエリアでは、和傘を使って光の花が咲き乱れる夢の花園を演出した「華烏城」というライトアップが行われていたようだ。
投稿者・三谷ユカリさんが、「烏城灯源郷」を撮影したのはいつだったのだろう。
「私が行ったのは、8月30日(日)です。私は早めに訪れたため、なるべく混雑を避けることができましたが、私が岡山城と後楽園を後にする頃には、入口に長蛇の列ができていて驚きました」
―「烏城灯源郷」というイベントの存在を知ったきっかけは?
「私は香川県在住なので、近隣の岡山県や愛媛県あたりで何か素敵なイベントをやってないかな、とネットで探したところ、烏城灯源郷にたどり着きました。 そして、傘のライトアップに一目惚れし、行ってみることにしました」
――実際に現地で見た感想は、どうでしたか?
「近隣の県にこんな素晴らしいライトアップのイベントが行われているなんて驚きました。 写真ではあまり目立たないかもしれませんが、木々に施されているライトの色が次々に変わったり、風流な音楽も流れていたりと、観客を楽しませる工夫があらゆる所に施されていたため、完全に烏城灯源郷の世界に入り込み、見惚れてしまいました」
三谷さんがイベント楽しんでいる時、「こんなイベントあったんだ」と話す来場者も多かったという。ライトアップされた烏城に惹きつけられてやってきた人だったのかもしれない。
ツイッターの反応の中にも、「岡山県民ですがこんなん知りませんでした」「岡山でこんなことしてるなんて... 県民が知らない世界」などといった声も、散見された。
地元ではあまり知られてない、ややマイナーなイベントなのだろうか?
--ツイッターの反響の中で、投稿者・三谷ユカリさんが、おもしろいと思ったもの、気になったものは?
「『こんなに心躍る写真は久しぶり』『ファンタジー』『鮮やかさに圧倒』『心が吸い込まれる』というコメントが印象的でした。面白いコメントだと、『(和傘)1本欲しい』や『いや、これはエグいって岡山』というのもありました(笑) 。
個人的には、岡山にお住まいの方々から、『こんなに綺麗に撮ってくれてありがとう』とおっしゃっていただけたのもとても嬉しかったです」
ツイッターには、岡山を絶賛する声もあふれていた。
「地元民なのですが、とても素敵な写真で久しぶりにまた行ってみたくなりました!」
「烏城もライトアップされるのですね。昼間見たら、真っ黒なのに。キレイです」
「岡山ってやっぱりいい所ですね!!」
「岡山ってこんなに綺麗なんですね... めっちゃ好きです」