白い筋を見つけたらすぐに買うべし! 鮭のプロに聞く「おいしい切り身の見分け方」
鮭のおいしさを大図解
17日、同社の広報担当者は取材に対し、「縦筋ではなく、身と皮の間にある横長の筋のことです」と答えた。
こちらは、王子サーモンが運営するオウンドメディア「鮭の王子さま」に掲載されている「大トロ」の部位を拡大した写真。
この白い筋が「鮭の脂の塊」らしい。鮭のどの部位に当たるのだろう。担当者は、
「(白い筋の部分は)鮭の内臓に近い、お腹の部分なんです。鮭の中でも一番脂が乗っています」
と説明する。マグロでいう大トロに相当するそうだ。一般的な名称は「ハラス」だという。
緑色で囲まれた部分にハラスがある。そして鮭を切り身にするときは、一般的に、背から腹へカットされるとのことで...。
つまり頭側に近い切り身にはハラスがあって、脂がのっている。尾側に向かうにつれてサッパリとした味わいになるのだそうだ。
頭側の切り身は先がキュッと細くなった「弓型」、尾側の切り身は弧を描くような「半月型」をしているのも特徴だ。
担当者は
「頭側の切り身は弓型で、脂が乗っているためグリルする食べ方が一番おいしいですね。また脂があまり好きではない人には、煮つけをオススメします」
と話す。
身と皮の間に白い筋があれば、脂の乗りがいいハラスがある証拠。ただし小売店によっては、あえてこの部分を切り取って「ハラス」として売っている場合もあるという。
「もちろん鮭自体には、必ずハラスがあります。ただスーパーなどでは最初から切り取られているケースも多いですね」
とのこと。おいしい焼き鮭を楽しみたい方は、弓型の切り身を探して、白い筋のがあるかどうかに注目してみてはいかがだろう。
ちなみに頭側に比べて脂が少ない尾側は冷めてもギトギトせず、おにぎりの具には最適。また、小骨も少ないのでフレークにもしやすいそうだ。
温かいまま食べる場合でも、「フライや漬けにする場合はおいしいですよ」とのことだ。