踏み絵ならぬ「踏み芋」だ... 地元民は絶対に座れない?JR川越駅のコロナ対策が話題に
2020.08.03 20:00
「川越いもは川越市民のソウルフード」
投稿者のとぅるーさんがさつまいものソーシャルディスタンス掲示を発見したのは、8月2日だったという。JR東日本大宮支社広報に問い合わせると、その前の週の4連休(7月23~26日)辺りから設置しているそうだ。
大宮支社広報担当者は、こう答えた。
「川越駅の担当者に直接確かめたわけではないですが、駅の若手社員が相談して作ったものだと思います。この手の掲示物は、社内のスタッフがよく手作りで作っていますから......。
さつまいもをモチーフとして選んだのは、川越の名産だからじゃないでしょうか」
はたして、さつまいも=川越というほど有名なのか。
Jタウンネット編集部は、一応、川越市のホームページで確認してみた。そこには、「川越とサツマイモ」というページが設けられており、江戸時代から始まる栽培の歴史が紹介されている。1830年頃の天保時代の書物「諸国名物番付」には、代表的な産地として川越地方と記されていたという。
投稿者のとぅるーさんもこう話す。
「やはり川越と言えば芋だと思います。昔からそのイメージが強いです 。こういった偏見、誇張を交えたジョークが好みなので面白いと思いました。一方的な呼びかけよりも、人の意識に届きやすいんじゃないでしょうか」
ツイッターには、川越市民からこんな感想も届いている。
「サツマイモは踏めないでしょうW。川越には『九里(栗)より旨い十三里』って言葉もあるし」
「川越いもは川越市民のソウルフード」
「そうか、これを踏む奴は川越市民の皮を被った近隣市の市民というわけか」
ところで、とぅるーさんはこうも語っていた。
「地元ネタがバズっててなんだか嬉しい、というコメントがちらほら見受けられて、川越市民の地元愛を感じました。 なお私はお隣の鶴ヶ島市民なので、そんなに川越愛はありません」