「カニに柿を投げつけるのはやめて」 江ノ電・長谷駅の注意ポスター、完全に「さるかに合戦」だった
鎌倉大仏のある高徳院や、四季折々の花が楽しめる長谷寺の最寄り、江ノ島電鉄・長谷駅(神奈川県鎌倉市)。その構内に掲示された、こんな貼り紙がツイッターで話題になっている。
「お願い
ただ今の季節、朝晩を中心にホームやトイレ内に、カニが闊歩している時がございます。 お足元には、十分ご注意ください。
また、おにぎりとタネの交換は、ご遠慮ください。
カニに、青柿を投げつける行為も、お止め下さい」
この貼り紙を紹介したのは、ツイッターユーザーのびねこ(@bnekop)さん。駅にカニが出るのか...という驚きはさておき、注目すべきは最後の2行。どこかで聞き覚えのある行為かと思えば、日本の民話「さるかに合戦」のエピソードだ。
物語の冒頭では、サルの持っていた柿の種とカニの持っていたおにぎりを交換する。実った柿をとってもらおうとするも、サルは自分が食べるばかりで、しまいには青柿をカニにぶつけてしまう。そこからカニの子供と仲間たちによる敵討ちが始まるというわけだ。
有名な民話だけに、これを見て「さるかに合戦だ!」と気づく子供もいることだろう。ツイッターではこの貼り紙に対し、
「カニに優しい世界」
「猿にも伝えておいた方が良いかと」
「ただ駅も混んでるんで並んで真っ直ぐ歩いて欲しいですねw」
といった声が寄せられている。