「中1の息子に友達ができない。私が心配しても仕方ないけど...やっぱり気になります」(年齢不明・女性)
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回取り上げるのは、子供の人間関係に悩む母親からの投稿だ。
相談の主は、中学校1年生の息子を持つMさん(仮名)。息子になかなか友達ができないことが、心配で仕方ないという。
親が気にしても仕方ないことと頭では理解しつつも、どうしても気になってしまうというMさん。街中を歩いていて、息子と同年代のグループを見かけると、「うちの子はどうして...」といった気持ちになってしまうそうだ。
そんな悩みを抱える彼女に、自己防衛おじさんはどんな助言を送るのだろうか。
子供と親は「別人格」
読者のお悩み
中1の息子に友達ができないことがとても気になります。
気にしてもしょうがないとはわかっているのですが、同じ年くらいの子がつるんで遊んでいくのをみると切なくなります。息子はちょっと調子乗りで、気が強いですが、楽しいことが大好きで良く気がつきます。
中学生の時の友達なんて、大人になっても仲いいかと言えばそんなことないのですが...。やっぱり、心配です。
自己防衛おじさんの回答
我が子を心配する母親の気持ちは尽きる事はありません。
幼少の頃はケガをしないか、学生時代はクラスに馴染めるのか、いじめに合わないか、悪さはしないか、青年期になればまともに就職できるのか、社会人としてやっていけるのか。挙げればキリがないのは想像に難くありません。
出産を経験した女性は基本的に、子供を自分の分身と捉えがち。それ自体は否定しませんが、子供と親は別人格であるとよく認識する必要はあります。
自分の子供に友達ができないことで、母親自身も辛い思いをしているように錯覚し、我が子も同じ辛さを抱えているのだと思い込んでしまう。それは少し違っていて、その子が持つ性質をよく見てあげる事が必要です。
独りの時間が苦にならないから友達を作ろうとしていない場合もありますし、あるいは友達を作ろうと自分なりに試行錯誤している最中なのかもしれません。
また、時代は変わっていて、友達作りが学校内だけで完結しなくなってきていることも重要です。好きなアニメやマンガ、音楽など共通の趣味を持つSNSでのコミュニティから実際に会って、友達関係が始まる事もあります。
以前は「学校で友達ができない=学生生活の死」を意味していましたが、現代は知恵を使って自分に合う場所を見つけることができます。そう考えれば、現代は自分らしく生きていける恵まれた環境なのかもしれませんね。まさに、自己防衛です。
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