明日、Amazonから「死」が届く―― スマホに届いた恐怖の通知がこちら
自分は明日までの命かもしれない――。思わずそう考えてしまうスマホの通知がツイッターで注目を集めている。
![高頭晃紀さんのツイートより](https://cdn.j-town.net/images/2020/town/town20200615192412.jpg)
こちらは、ツイッターユーザーの高頭晃紀さんのスマホに、2020年6月14日に届いた通知。アマゾンが商品を発送したことを伝えるものだ。見慣れた通知バナーだが、その内容をよく読んでみると......。
「死を明日にお届けします。『置き配』をご希望の場合は、この通知をクリックして置き配設定をしてください」
どうやら明日、アマゾンから「死」が届くらしい。
自分の死がいつ、どこで訪れるのかは誰にもわからない。だから恐ろしい、自分がいつ死ぬのか知りたい、と思う人もいるだろう。しかし、「明日にお届けします」はあまりにも急で怖すぎる。そのままホラー映画のキャッチコピーになっても違和感はなさそうだ。
高頭さんのツイートには、
「死神も現代風になったのか~。ってかAmazonと業務提携してるん!?!、、??」
「置き配にしたほうが良さそうですね、直接受けとるのは危なすぎる」
「とりあえず置いといてもらって受け取りは50年後くらいに」
などのリプライが寄せられている。アマゾンは「死」を届けるばかりか、置き配までしてくれるということに衝撃を受けた人も多いようだ。
アマゾン「配達完了:死」
高頭さんの元にやってくる「死」とは、いったい何なのだろう。
Jタウンネット編集部が高頭さんに尋ねると、フランスの哲学者・ウラジーミル・ジャンケレヴィッチの著書「死」であると教えてくれた。タイトル通り「死」について思索した大著だ。
高頭さんは以前にもこの本を読んだことがあり、名著だと感じだそう。今回は手元に置いておくために購入したという。
高頭さんの家に「死」が届いたのは、翌15日の午前11時ごろのこと。アマゾンからの配達が終わったことを伝えるメールで知ったそうで、高頭さん自身は病院で診察を受けていたところだったという。
病院で受診中に、
— 高頭晃紀 (@akinori_takato) June 15, 2020
無事「死」が、Amazonから届いたようです。
帰ったら、開けるのが、とてもスリリング pic.twitter.com/sBxgqrzIPE
メールの件名は
「配達完了:死」
アマゾンで買えるものの中で、通知のインパクトが最も大きい商品かもしれない。