日本人は「若さ」を信仰しすぎ? 自己防衛おじさんが問題提起「年を重ねただけでババアなんて...」
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回の相談主は、茨城県に住むE子さん(40代、サービス業)。彼女が抱えている悩みは、ズバリ「老い」だ。
若いころはなかったお肌のトラブル。病院に行っているが、もらった薬を塗っても状況は一進一退。むしろ、不調に感じる部分はどんどん増えていくという。
「どうすれば良いのか、困っています」と訴えるE子さん。自己防衛おじさんは、彼女にどんな言葉をかけるのだろうか。
「老いもまた人生」
読者のお悩み
最近、肌荒れのトラブルが絶えなくて悩んでいます。
身体の痒みで夜なかなか寝付けないこともあって、ちょっと睡眠不足です。
あと、頭皮の乾燥なのか、頭皮も痒く寝ている間に掻いたりして、朝フケのようなものが頭についていたりするのが嫌です。
肌のトラブルなんて、若い頃はなかったんです。でも、最近どんどん増えていって、病院で薬をもらっても一進一退。どうすれば良いのか、困っています。
自己防衛おじさんの回答
若いころはこんなことなかった。思いたくなる気持ちはとてもよくわかります。
しかしそれが生き物として与えられた宿命。つまり、老化現象です。
そもそも基準が若さである必要はどこにもありません。若さは表面的には綺麗であるものの、内面的には未熟。一面的には滑稽であったり、知識見識の乏しさから誤った言動をとったりしてしまう、まだ尊敬される様な状態ではないのです。
その若さに固執したり羨ましがったりするというのは、ご自身が未熟で子供のままでいたいという心の表れ。老化現象による体の変化をも受け入れて、心を豊かに成長させていけば良いのではないでしょうか?
まずは健康でいるための知識を付けてそれを実践していく。その様々な過程で自分に合う健康や美容に良い方法を見つけ出していく事になるはずです。
あくまでも病院は対処療法をしてくれる場所であり、ご自身の健康を維持できるのは自分自身の意識と生活習慣、そして高い免疫力なのではないでしょうか。
日本では特に若さを基準に世の中が回っている様な風潮があります。年を重ねればババアだの老害だのとなぜか蔑まれます。そのため、老いることで発生する体の変化を悲観的に捉えがちです。
しかし老いもまた人生。一進一退だとしてもそれらを受け入れることから心身共に美しく年齢を重ねていける。そんな気がしています。
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