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貝殻の中にファンタジーの世界が...! 本物の貝で作った「モンスター図鑑」がロマンしかないと話題に

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.06.02 21:00
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「自然にあるものの良さを生かして作ることで...」

6月2日、Jタウンネットが投稿者のオギナミさんに詳しい話を聞いてみた。

20代男性で、職業はデザイナーだという彼。貝殻で絵本を作ろうと思ったきっかけは、何なのだろうか。

「この本をつくろうと思ったきっかけは貝でなにかをつくろう思ったわけではなく、特別な本をつくりたくてそのアイデアの1つとして貝を使いました。

自然にあるものの良さを生かして作ることで、その自然のあたたかさや、かわいらしさが伝わればいいなと思っています」(オギナミさん、以下同)
貝は「ホンビノス貝」を使用(画像はオギナミ(@oginami1118)さんから)
貝は「ホンビノス貝」を使用(画像はオギナミ(@oginami1118)さんから)

作品名は「モンスター図鑑 貝にまつわる幻獣」と本の中に書いているそう。絵本に登場するのは「シセボラ」や「カルコル」といった聞いたことがない「モンスター」。載せているのは、世界中の伝説の生き物をモチーフに、オギナミさんが考えたという。

「今回は貝で本を作りましたので、貝にまつわる伝説の生き物を色々描きました」

名前は少し変えているそうで、例えば「シセボラ」は日本の民話などに登場する「出世螺」から発想を得たという。また「カルコル」はフランスに伝わる「ル・カルコル」をモチーフに。

「カルコル」は、貝を背負ったドラゴンの仲間だそう
「カルコル」は、貝を背負ったドラゴンの仲間だそう

絵本の中では、10体のモンスターが描かれているとのこと。本の内容は、民話や伝説をそのまま載せるのではなく「自分がイメージする世界にこの伝説の生き物がいた場合は、どうだろうと考えて描いています」と話す。その理由は、カタカナで統一することで呼びやすくしたかったからだという。

「少しでもモンスター達に親しみを持ってくれると嬉しく思います」

今回の貝殻の本だけでなく、オギナミさんが描く絵や本のテーマは、すべてモンスター。「世界にはこんな面白い伝説の生き物が沢山いるんだよ、と皆さんに伝えたく本を書いています」と話す。

絵本を見たユーザーからは「一目惚れしました」という反応も出ている。販売する予定などあるのだろうか。

「デザフェスなどのイベントで直接見てもらえる場所で、現物を見て頂き、気に入ってくださった方に買っていただきたいなと考えていました。ですが、コロナの影響でイベント関係は厳しいなと思っていますのでネット販売も考えております」

沢山の人に、自分の作品が注目されたことは「嬉しい」という気持ちでいっぱいだそう。できるだけ早い販売を検討しているとのことだ。

ツイッターに寄せられた声や絵本への反響について、

「今回自分が作った作品にこれだけ多くの反応を頂け、またありがたいコメントをして頂きとても嬉しく思っています。

この先も誰かにとって特別になる作品を作っていきたいと思っていますので、どうか今後とも応援していただけると嬉しく思います」

と述べた。

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