えっ、これ絵じゃないの? 風景画にしか見えない広島市街の写真が話題に
思わず「絵じゃないの!?」と目を疑ってしまう写真が、ツイッターで話題を呼んでいる。
こちらはツイッターユーザーの「やまね こーへい」さんが2020年5月18日に投稿した画像である。
油絵の具を使って描いた絵のような青空と雲。川沿いの木々も色鮮やかで、世界遺産に登録されている原爆ドームが見える。
とっても素敵な風景画と言われれば、そうだなと頷ける1枚である。だが投稿者のやまねさんは、ツイッターでこの画像を、
「絵のような広島の街」
と紹介している。撮影場所は、もちろん広島。こちらは、本通りを撮影した1枚である。
絵ではないのなら、どうやって撮影したのだろうか。この光景を見た他の人達からも、ツイッターに
「パッと見て、マジに絵に見えました」
「絵じゃないんですか?」
「何と言うアプリで撮影してますか?」
といった反応が寄せられている。また映画「君の名は。」などで知られる新海誠監督の作画に見えるという人も。
「編集がとても重要で...」
Jタウンネット20日、撮影者のやまねさんに詳しい話を聞いた。
20代男性だという彼は、生まれたときから広島暮らしの大学院生。驚いたことに、本格的に写真を撮り始めたのはおよそ1年前からで、技術は独学で身につけたという。
「機材はミラーレス一眼を使っていますが、スマホで撮ることもあります。
この写真は編集がとても重要で、Photoshopというソフトを使って絵のように加工しています。元の写真とは全く別物になっています」
「過度の編集の良し悪しは写真界隈でよく議題に上がるのですが、僕は写真を作品として楽しんでいるので、あまり気にしていません」(やまねさん)
編集ソフトを使いこなせるのも、技術のうちの1つであろう。また、やまねさんは写真の中に人物を取り入れることを意識したとも。
「街の空気感を出すために人を上手に入れることを意識しました」
4枚の写真は、19年の8月頃に撮影したもの。新型コロナウイルスの影響で、外で写真を撮らなくなり、過去に撮影した写真を編集して「新しい作品」にしているという。
「生まれ変わった写真がこうやって皆さんのもとに届いているのがとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします」
本当に絵のような写真である。筆者も地元の風景を絵画のようにしてみたいと思ってしまった。