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関西風のすき焼き、実はマイナーな食文化? 全国的に「煮る」派が優勢...大阪人も「わざわざ焼かへん」

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2020.05.15 06:00
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全国で煮る派が6割以上

まず、全体の結果を見ると、「煮る」派が61%、「焼く」派が39%。煮る派が優勢だ。

都道府県ごとに結果を塗り分けた地図がこちら。

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なんと34都道府県で「煮る」派が多数派だった。日本のかなりいろんな場所で、焼かないすき焼きが食べられていたようだ。焼かないすき焼きに対し、「そんなものはすき煮だ!」と思い続けてきた筆者は敗北感に襲われた。考えを改めなければならないようだ。

山梨、滋賀、和歌山では結果が均衡し、「焼く」派が優勢だったのは、岐阜、三重、京都、兵庫、徳島、愛媛、高知、佐賀、長崎、沖縄の10府県のみ。「関西風」だけあって、近畿地方周辺に「焼く」派優勢の地域が多いが、大阪・奈良では「煮る」派が優勢という結果に。

地方ごとに見てみると、関東地方、中部地方、中国地方の結果は全国平均並み。東北地方(北海道含む)と、九州地方(沖縄含む)では全国平均よりも「煮る」派が多いと言う結果に。東北では85%、九州では74%が「煮る」派だった。

一方、「焼く」派が比較的多いのは近畿地方と四国地方だ。近畿では52.3%、四国では64.2%が「焼く」派。関西風の本場である近畿で「焼く」派が約半数に留まったのはかなり驚きだ。

ちなみに筆者が思う関西風すき焼きの魅力は、味の濃さを自分の好みに調整しやすいことと、最初に焼くお肉のコンガリ食感と後で煮込むお肉の柔らかさの両方を味わえること。「煮る」すき焼きしか食べたことがないみなさん、ぜひ一度、「焼く」すき焼きも食べてみてほしい。

(10月19日15時10分編集部追記)記事初出時、地図に誤りがあったため修正しました。

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