コロナ対策で「日傘」をさす近所のお婆さん その理由が予想外だった
新型コロナウイルスの感染拡大対策のため、厚生労働省などが提唱する避けるべき「3つの密」。そのうちの一つが間近で会話や発声をする「密接場面」だが、これを避ける意外な方法がツイッターで話題になっている。
それは「日傘」の使用だ。
この方法を投稿したのはツイッターユーザーのS氏(@kanameshiga)さん。S氏さんは2020年4月5日に、
「一昨日ゴミ捨てに行ったら 近所のお婆さんが日傘をもって歩いていて
日傘をさしていると人と自然と一定の距離感が出来るから安心と言っていて
目からウロコが落ちた コレがお婆ちゃんの知恵袋か!!」
と投稿。7日17時時点で1万2000万件超のリツイートを獲得するなど話題になっている。
相手を傷つけず、自然に距離をとる
S氏さんのこの投稿に対し、ツイッターでは、
「これは気がつかなかった‼︎日傘をさしている人のすぐ近くに行く人っていない」
「目から鱗とはこの事ですね。日傘をさすと気分が上がるし、一石二鳥ですね」
「透明傘なら、防御しながら話もできますね。新コロにも使える雨傘作戦か」
といった声が寄せられている。
Jタウンネットは7日、S氏さんに詳しい話を聞いた。
S氏さんは滋賀県在住。投稿した出来事は3日に起こったという。
「ゴミを置いた時におはようございますと挨拶され、振り向くとお婆さんが曇っていたのに傘をさしていました。(雨かと思い)自分の手のひらを上向きにした際に、お婆さんから日傘をさしていると自然に間隔が開くと聞きました」
仲の良い知人や友人相手だと、気を付けていても話しているうちにうっかり近づいてしまうこともあるだろう。しかし日傘をさすことで、意識せずとも相手と一定の距離を保つことができる。
S氏さんは女性の行動を受け、
「その距離に気遣いが必要な状況で、強い言葉で言うことも傷つけることなく、日傘で自然に距離を取っていることでその人の奥ゆかしさを感じました」
と話している。