納豆の粒、どの大きさが一番好き? →全国的に「小粒」人気も...東北民「ひきわりでしょ」
なぜ東北人はひきわりが好き?
全体のシェアの7%ほどのひきわり納豆は、東北地方で特に好まれている。
Jタウンネットの調査では、青森、秋田、岩手、山形の4県でひきわりが1位(山形では小粒、岩手では中粒・大粒と同率)。青森と秋田では、ほぼ半数がひきわり派だった。
東北6県の全体の割合を見てみても、全国平均と比べてひきわり派が多めなことがわかる。

ひきわり派が小粒派と同率で1位。なぜ東北ではひきわり派が多いのだろうか。
納豆連の広報担当者によると、東北ではもともとひきわり納豆が食べられていた。大豆を乾燥させて保存する過程で割れてしまったものを、納豆にして食べていたのだそう。その食習慣が今でも続いており、ひきわりが好まれていると考えられるという。
豆腐など他の加工食品にしづらいが、納豆にすれば食べられるという「もったいない精神」の結果ではないか、と担当者は話した。
ちなみに、15年ほど前までひきわり納豆が食べられていたのはほとんど東北のみだったそう。シェアも現在より少ない1~2%ほどだった。
シェアが増えた理由としては、「高齢化があるかもしれない」と担当者。
ひきわり納豆はあまり咀しゃくしなくても食べられるため、高齢者にとって食べやすいそうだ。