「そこに都立大はありません」 首都大の名称変更が生んだ駅名トラップに要注意
大学入試もいよいよ大詰め。受験生の皆さん、ひとまずお疲れ様といったところだろうか。
試験会場は大学のキャンパス内になることが多く、間違いなくたどり着けるように道のりを何度も調べてしまったという人もいることだろう。そんな受験生に向けて、首都大学東京の鉄道研究会が呼び掛けた内容が話題になっている。
それがこちらだ。

「『東京都立大学』は都立大学駅ではございません」
どういうことか。2005年に「東京都立大学」「東京都立科学技術大学」「東京都立保健科学大学」「東京都立短期大学」の4校を再編・統合して設置された首都大学東京。ちょっとややこしいのだが、20年4月から名称を「東京都立大学」に変更する。
そして首都大学東京の本部であり入試会場にもなっているのが、東京都八王子市にある南大沢キャンパス。最寄り駅は京王相模原線の南大沢駅になるが、ここで注意したいのは目黒区に都立大学駅(東急東横線)という、いかにもな駅があることだ。
東京都立大学(現・首都大学東京)の試験会場に向かう受験生が、都立大学駅で降りてしまう――そんな間違いを防ぐために投稿されたのがこの画像というわけだ。
ツイッターではこの投稿に対し、
「へ?大学の駅なのに大学がそこにない、だと??難易度高っ!!」
「都立大学駅は前の首都大学東京のころは『都立大ってものはもうないんだよ』って言えたんだけど、復活したからね......」
「犠牲者が出ませんように...」
といった声が寄せられている。