「そこに都立大はありません」 首都大の名称変更が生んだ駅名トラップに要注意
「キャンパスの認知度を上げたい」
かつては東京都立大学のキャンパスが近くにあった都立大学駅。首都大学東京・鉄道研究会の公式ツイッターによる都立大学駅の説明はこうだ。
「そこに都立大はありません 跡地にできた都営アパートに行き着きます」
南大沢含め、3つのキャンパスすべて最寄りは都立大学駅ではないとのこと。しかも南大沢駅から都立大学駅までは電車で約1時間...。間違えてしまったら影響は甚大だ。
Jタウンネットは20年2月26日、この画像を投稿した鉄道研究会の学生に詳しい話を聞いた。
まもなく、16年ぶりに「東京都立大学」の一般選抜が行われますので、注意喚起です。
— 首都大学東京 鉄道研究会 (@tmu_railclub) February 24, 2020
受験生の皆さんは、体調と「試験会場の最寄駅」に十分気をつけて頑張ってください!#さらば首都大学東京 #春から都立大 pic.twitter.com/lJ550Ek6ug
投稿者は4月から2年生になる首都大学東京の学生。研究会では新歓を担当し、大学名称の変更とともに研究会の宣伝もしようと画策しているという。
駅を間違えないよう注意を呼び掛ける画像は、他の大学の鉄道研究会が受験生に向けてアクセスの案内をしているのを見て投稿したとのこと。
「キャンパスを複数持つ大学は多いですし、実際に訪問する方はキャンパスを調べてから行くと思うので、間違えることは少ないかなと思います。
ただ、大学に行く用事がない方は、勘違いされるかもしれません。『都立大学駅に都立大はない』というのを逆にアピール材料にして、キャンパスの認知度を上げていきたいです」(投稿者)
たしかに、同じく東急東横線の学芸大学駅も、付属高等学校はあるものの東京学芸大学の最寄り駅ではない。
今回の投稿が話題になったことについては、
「じわじわとリツイートやいいねが増えており、ツイートに対してのコメントも多く頂いております。その中でも『大学名変更を知らなかった』という声が多くありました。これを機に、新生『都立大』を知って貰えれば嬉しいです」
とのこと。
春からは東京都立大学になる首都大学東京。改めて、最寄り駅は都立大学駅ではないのでみなさんご注意を。