静岡では節分に「動物ヨーチ」というビスケットを撒くって本当?
みなさんは「動物(どうぶつ)ヨーチ」というお菓子を知っているだろうか。食べたことはおろか、「ヨーチってなに?」という人もいることだろう。
ヨーチビスケットを製造・販売する菓生堂(大阪市)によれば、ビスケットをカラフルな砂糖でコーティングしたものが、いわゆる「ヨーチビスケット」であるとのこと。なかでもビスケットが動物の形をしているのが動物ヨーチにあたるというわけだ。
動物ヨーチを製造するメーカーは少なくとも東京、埼玉、大阪にあり、特段ご当地のお菓子というわけではなさそう。しかしこの動物ヨーチ、静岡では「節分の日」に豆のように撒き、大豆と一緒に食べるという慣習があるという。
情報番組「ZIP!」(日テレ系)では、2020年2月3日の放送でこの慣習を紹介。番組に登場した静岡県民の中には、「毎年投げています」という人もいた。地元のスーパー・しずてつストア藤枝駅南店の副店長も番組の取材に、
「(編注・動物ヨーチは)この時期はダントツで売れます」
と話していた。
また番組では、動物ヨーチを販売する志村菓生堂(埼玉県志木市)にも取材。担当者は、動物ヨーチは大正時代からあるお菓子だが、なぜ静岡でこのような慣習があるかは分からないとしていた。
この放送には大きな反響があり、ツイッターのトレンドに「動物ヨーチ」が入るほど。
「私静岡県民だけどZIPで初耳(笑)」
「浜松ではまいたことないなあ。静岡市のほうだけ?」
「私は島田市出身。静岡市出身の旦那も知らず。動物ヨーチって名前も知らなかったー!」
といった声が寄せられ、静岡県民でも知らない人は少なくないようだ。しかしその一方で「撒きますよ。普通に」「撒くね。名前初めて知ったけど」という意見もあがっている。
Jタウンネットが静岡市出身の社員A(30代) に聞いてみると、
「知らんぞ。うちは年間行事をわりとやる家庭だったけど、節分は豆を撒いていた。動物ヨーチ自体知らない」
といった回答が返ってきた。
はたして、静岡では節分に「動物ヨーチ」を撒くという情報はどこまで本当なのだろうか。静岡のみなさまの意見を聞いてみたい。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、お住まいの地域、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、を明記して、動物ヨーチを撒くかどうかについてお教えください。秘密は厳守いたします。