ファッションのプロに聞いた「着やせ」のコツ
隠すのではなく見せるのが重要
金沢美術工芸大学ファッションデザインコースの村山祐子准教授に聞いてみると、着やせとは「体のいいところを見せることでその先を良いように想像してもらうこと」だそうです。
着やせとは、人の持つ想像力を利用しているのです。
さっそく、着やせのコツをご紹介。まずは、細い部分ははっきりと見せることです。例えば体の一番細いウエスト部分はフィットさせたものを着て、その下はルーズにします。
そうすることで見えない部分をよいように解釈してもらうのです。
続いてのコツは、太いところをあえて見せることです。例えば、足の一番太いふくらはぎに合わせたブーツを履くことで、それ以上太く見えないようにします。
白い服を黒い服に変えたり、シャツをズボンに入れたりすることで、スリーサイズが3センチも細く見えたり、足の長さが7センチも長く見えたりする実験結果もあります。
ついつい隠したくなる体型ですが、細いところ、太いところのどちらかをしっかり見せながらもう片方を隠すことで見る人に錯覚をおこさせることができるのです。
人間のもつ固定観念を利用して、ぜひ細く見せたいものです。
(ライター:りえ160)