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CDケースの「保護スポンジ」は危険 経年劣化でディスクをボロボロに...販売元も「早めに取り除いて」

笹木 萌

笹木 萌

2020.01.01 18:00
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レコード会社に聞くと...

投稿主のrokuno kouichiさんによれば、このCDを購入したのは30年ほど前。10年ぶりくらいにケースを開けたところ、写真のような状況になっていたという。CDの表面がボロボロに剥がれている状態だ。

こうした事態が起きるのはなぜなのか。

ドイツ・グラモフォンはユニバーサルミュージックグループの傘下にあることから、Jタウンネットは2019年12月23日、ユニバーサルミュージックの広報担当者に話を聞いた。

「弊社製品に限らず、(スポンジの)経年劣化による加水分解などによるCDへの張り付きや、信号の読み取りに支障がでる現象を、国内の製造メーカーの調査において確認したしました。CDの保存状況にもよりますが、数年経過したころからスポンジが劣化することがあるようです」

スポンジ劣化がCDに影響を与えることについて、担当者はこのように話す。スポンジ劣化のスピードは環境によって変わるようだ。また、同社の製品に限ったことではないようなので、古いCDを持っている人は要注意だ。

投稿主のような被害にあわないためにはどうしたら良いか。担当者はその対策を、

「長期にわたって作品を大切にしていただくためには、スポンジが入っている商品については、早めに取り除いていただければ幸いです」

としている。

今となっては買い直しのきかない盤もあることだろう。少しでもCDを長持ちさせたい人は、すぐに確認した方が良さそうだ。

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