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学生VS社会人「電車マナー」バトルが止まらない 「勉強を言い訳にするな」「社会を学べ」

井上 祐亮

井上 祐亮

2019.12.25 11:00
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大人と学生の言い争い――。公共交通機関では、互いが互いにイライラしているようで...。

先日Jタウンネットが掲載した「大人はいつも自分勝手? 「中高生の電車マナー批判」に10代学生が怒りの猛反論」では、学生の荷物が邪魔だと憤る大人に対して、10代学生が反論した意見を紹介した。

勉学のため、荷物が多くなるのは当たり前。「学生は勉強が本分」だというのは世の中の大人。そして校則がない大人は、縛られることがなく交通手段も沢山あると...。

「大人は子どもに戻れないから、あの頃の気持ちを忘れ、どんどん子どもの気持ちを考えてくれなくなるのでしょうか」

学生が寄せたため息まじりの文章には大きな反響が。読者のみなさんから40通以上の投稿メールが寄せられたのだ。学生に賛同する意見もあったが、特出して多かったのが学生に怒りを爆発させる社会人からの投稿だ。

「高校生に喝!」

目を引くメールの件名に、思わずクリック。埼玉県にお住まいのGさん(50代男性)が学生に物申した。

大人から学生へ意見・反論は絶えない(画像はイメージ)
大人から学生へ意見・反論は絶えない(画像はイメージ)

「今の学生ってそんなに頭が悪いんだね」

「『高校生は学習が本分だから、荷物が多いのは仕方ない』と言っているが、公共交通機関である以上、それは許されない。

また、『大人は校則がないからいいなあ』、と言っているが、これもナンセンス。大人は社会の規則や、学校とは比べものにならない会社の規則に従わなければならない。大人は自由奔放、と言っているが、とんでもない間違い」

と訴えるのは埼玉県在住Gさん(50代男性)だ。学校よりも大人社会の方が規則通りに...、と言うのには理由がある。それは彼が以前、JR武蔵野線に乗車していた時のこと...。

「僕が遭遇したのがJR武蔵野線車内の高校野球部集団。ドアの前にも平気で大きな荷物を置く。これでは乗客が下車できない。高校野球というと甲子園の、はつらつプレーのイメージがあるが、僕は悪いイメージしかない。野球を習う前に社会のルールを守るのが先。これは顧問の先生や監督にも責任がある」

怒りの発端は高校生の野球部の集団にあるのだ。最低限のルールは守って欲しいという。学生への怒りのメールは鳴りやまず...。

「今の学生ってそんなに頭が悪いんだね。何も悪くないと思っている事が最早だめだね」

と学生にストレートな意見を投げつけたのは、埼玉県在住のBさん(年齢不明・男性)だ。不満渦巻く車内に、こんなことを思っている大人がいると思うだけで、ゾッとする。しかしBさんは大人でも邪魔な人はいると前置きしつつ、意見を述べる。

「学生でも荷物を少しずらしてスペースを空けようとか気が利かない人間が多いのは確か。

学生は学業が本分って言い訳だけど、電車やバスは学校内ではなく、公共、つまり社会の中。学生の理屈なんて通用しない。学校を卒業すれば社会に出るんだし、社会にいるのは老若男女、学生以外の人達ばかり。

そこで生き抜く力が足りない、気が利かない、能力が低いから煙たがられているのに、いちいち言い訳して社会を学ぼうとしてない事自体がいらいらする」

論が進むにつれ、思いは強くなる一方だが、要するに電車やバスは公共の場であると言うわけだ。なにもそこまで言わなくても...。ここまで男性のみの意見を取り上げてきたので、女性の意見も聞いてみよう。

「学校を辞めて働きなさい」

「私も、公共の場で騒ぎ、杖をついたお年寄りにも席を譲らず広々と場所を陣取る高校生をよく見る。校則や教科書の重さは、これらの言い訳にならないはず」

と話すのは愛知県在住のIさん(年齢不明・女性)だ。学生が縛りとして挙げる「校則」に対して異議を唱える。

「学生よ、話をすり替えないで。あなたがマナーを守って電車やバスに乗っているならそれでOK。そして、マナーを守れない大人を情けない大人だと見下して、絶対にそういう大人にならないように」

要するにマナーがなっていない大人になるなと諭しているわけだ。Iさんは、最後にこう述べる。

「『学生の本分は学業だと大人が』と言うが、では学生はなぜ学生でいるのか。自分の将来の為だろう。大人に行かされていると言うなら、あなたの意思で学校を辞めて働きなさい。マナーの話とは別で考えるべきこと」

マナーは守れとだけ言えばいいものを...。Iさんちょっと言いすぎでは。

学生の皆さん、働き始めると「校則」よりも、縛りの強い社会が待っているようだ。早急に冷静な学生の意見が欲しい。

大人に意見ブチかまして!学生の声を大募集!

いかがであったろうか。果たして大人の意見は「正論」(?)なのだろうか。

Jタウンネットは、引き続き学生サイドの意見も大募集している。もちろん、今回のバトル以外でも、読者の皆様の「満員電車のイライラ体験談」をお寄せいただきたい。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、乗車していた電車名、具体的なエピソード(どんなことにイラッとしたのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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