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あの化粧品にそっくりな北海道銘菓「雪花青」 ロゴも激似だけど...メーカー「偶然です」

横田 絢

横田 絢

2019.12.07 08:00
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広報担当者「偶然です」

2019年12月2日、同社の広報担当者に電話で、「『雪肌精』に似ているお菓子がある、というので『雪花青』を知りました」と伝えると、「ありがとうございます」と一言。直球で、「雪肌精」を意識して作っているのかを尋ねてみると、

「いえいえ、そんなことなくて、偶然です」

とのこと。15年ほど前からこのパッケージで販売しているそうだ。

商品名が似ているのも、偶然だと担当者は話す。

「北海道の雪をお土産にしたようなお菓子を作りたい、ということで始まったお菓子です。『雪花』という言葉に、『青華堂』の青を合わせて『雪花青』という名前になっております。
中国に『雪花青(せっかあお)』という墓石にするような石があるらしく、それにもかけているようですね」
写真は公式ウェブサイトより
写真は公式ウェブサイトより

なぜよりにもよって墓石の素材にかけてしまったのかは謎だが、担当者も発売当時から同社にいたわけではないので、詳しくはわからないそうだ。ちなみに、石の「雪花青」は黒っぽいが、お菓子の「雪花青」は真っ白なので、見た目も全く似ていない。

「カテゴリーとしてはクッキーですが、食べたらチョコレートのような感じです。
でも、チョコレートよりくちどけが良くて、後味もすきっとしています。粉雪のように、すぐ溶けるイメージで作っております。
光の反射できらきら見えるように、表面に粉末のオブラートをかけています。ダイヤモンドダストを表現するような感じです」(広報担当者)
写真は公式ウェブサイトより
写真は公式ウェブサイトより

「雪花青」はクッキー生地にホワイトミルクチョコレートや生クリーム、牛乳、練乳を練りこんで焼き上げた「クッキーとチョコレートの中間のようなお菓子」だそうで、口に入れると溶けて、20秒ほどで消えてしまうのだという。

包装に書かれている「Royal Moisty White ロイヤルモイスティホワイト」という言葉が化粧品っぽさを醸し出してしまっている気もするが、この独特な食感を表しているとの話だ。

「パッケージに商品の写真もないですし、味を想像してもらうためにこういう表現にしています」

と担当者。

商品は、青華堂の直営店「はっぴーディアーズ」(北海道長万部町)のほか、新千歳空港でも販売されており、好評だそう。

担当者によると、「雪肌精」のアンバサダーをつとめるフィギュアスケートの羽生結弦選手のファンが、「パッケージが似ている」という理由で購入するケースも少なくないという。

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