こいつ...動くぞ! ダンボールと接着剤だけで作った「フル可動ガンダム」が驚愕のクオリティ
2019.12.04 21:00
「色塗ると、ストーリーとか作品の味が薄くなる」
普段は会社員をしているという制作者のだんぼさん。ダンボール作品を作るようになったのは2018年の後半からで、その理由を「身近な物で、自分の中にある『いいなぁー』を形の出来たらと(思った)」と話す。
制作期間は約半年。作る際はプラモデルを買って参考にした。下書きをせず、定規も使わず、ダンボールと接着剤、ボンドだけで作ったとは思えないクオリティだ。さぞガンダムがお好きなのだろうと思いきや、だんぼさんは、
「昔ガンダムは見てました。アニメは最近は全く見れてないです」
とのこと。ガンプラは好きだといい、子どもと玩具屋に行った際によく眺めているそうだ。
だんぼさんは他のユーザーから下書きをしない、定規を使わない理由を問われると、「単純に手間が掛かるからと、手に持ったまま切るので(定規がなくても)大丈夫なんです」とのこと。色を塗ればもっとすごいのでは、という声に対しては、
「色塗ると、逆にストーリーとか作品の味が薄くなるので、保護スプレーとか塗ってません」
と返信している。色を塗ればよりリアルなガンダムになりそうだが、ダンボールの素材そのものがガンダムの形を成しているのも味わい深い。
今回制作したのは「ジェスタ」というモビルスーツ。ほかにも「スター・ウォーズ」シリーズに登場する宇宙船「ミレニアム・ファルコン」や「ドラゴンクエスト」シリーズの「兜」を作っている。
だんぼさんに今後の展望を聞いてみると、
「個展を開ければ、出していきたいと思っています。ダンボールを提供してくださる企業様、また、作品に興味を持っていただいた企業様、いらっしゃいましたらご連絡お待ちしております!」
とのことだった。