飼育員さん体張りすぎ! 水族館の「クラゲに刺されてみた」解説文が超アグレッシブ
2019.11.12 17:00
「絶対に真似をしないで」
クラゲの飼育員によれば、書いてあるのは自身の体験談だという。ボードはクラゲの展示コーナーに設置してある。
なぜこのような実体験に伴った紹介文にしているのか。クラゲの飼育員は、
「痛みや症状は人によって感じ方が違うため、図鑑では毒の強さなどは書かれていても、個人の感じたことはあまり見かけません。せっかくの体験ですから多くの人に知ってもらえたらいいなと思い私個人の感想を書きました」
と話している。
刺された経緯についても聞いてみた。飼育員によれば、クラゲは子どもの頃海水浴でよく刺されたものや、水槽の掃除中に偶然触れてしまったもの、自分から触ってみたものがあるという。一部とはいえ本当に自分から触りにいっていたとは...。飼育員の少し歪んだクラゲ愛が伝わってくる。
唯一カブトクラゲを食べた理由については、
「触感については普段から飼育している生物ですので、よくわかっているのですが、食感の方はどうなのかと以前から気になっていました。カブトクラゲは刺胞と呼ばれる毒の袋を持たない種類の生物ですので、毒を気にせず挑戦できるのではないかと思ったからです」
とのこと。刺胞がなければ、ほかのクラゲも食べられていたかもしれない。
飼育員は紹介が話題になったことについて、
「私の体験した事を書いただけの物に、興味を持って頂けて体験談を作成して良かったと思っています。
ですが、私個人の感想ですので体質などによって症状や毒の感じ方が変わることもあります。絶対に真似をしないようにしていただきたいです」
と話す。これを見てクラゲに興味を持った人もいるかもしれないが、くれぐれも触ったり食べたりはしないでほしい。