秋にカメムシが「大量発生」するのはなぜ? 専門家の見解は...
[みみよりライブ 5up-広島ホームテレビ]2019年10月29日放送「晴れのちあやね」のコーナーでは、「カメムシ」について紹介していました。
実は、秋はカメムシ被害に注意すべき季節なのだそう。番組に出演した気象予報士の晴山紋音さんも、
「秋に気を付けてほしいのは、朝晩のひんやりだけでなく、カメムシに注意」
と指摘していました。
ですが、いったいなぜカメムシなのでしょうか。
白い洗濯物には注意!
独特な臭いを放つことで有名なカメムシ。広島県の植物防疫チームによると、カメムシは1年中見られるということです。しかも、今年の発生がとりわけ多いというわけではないんだそう。
ですが一般にカメムシは、夏の活動期を終えて冬になると、越冬するため家の中に入って来ることが多くなるということです。秋は移動時期になり、家の中や庭などによくやってくるんだそう。
そのため、秋にカメムシを発見する機会が増えるというわけです。
どういったところから入ってしまうのかというと、洗濯物に付いて、気づかずに入れてしまうことが多いということです。
広島市森林公園こんちゅう館に話を聞いたところ、カメムシは明るい色が好きだといいます。白いシャツやタオルなど、特に漂白剤を使用したものはカメムシにとって特に明るく見えるということで、白いタオルなどにくっついて家の中に入れて来てしまう、と言われています。
対策は3つ。まず、カメムシを入れないよう、乾燥機や浴室などで室内干しをすること。もしカメムシを入れてしまった場合、刺激しないのが重要だということです。刺激をすることで悪臭を放つようになるため優しく逃がすのが最適。
もし臭いがついてしまったという場合は、洗剤で洗うと良いそう。カメムシの悪臭は親油性で、油汚れと同じようなもの。洗剤で洗うと臭いがとれるということです。
カメムシの悪臭は独特で嫌な臭いですね。明るい色を好むとは知りませんでした。対策し、部屋に入れないよう注意しようと思います。
(ライター:tama35)